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在宅勤務や営業周りなどでオフィス・事務所を空けることが多々あるでしょう。
そういった場合に「会社に電話がかかってきても不在になってしまう」というお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オフィス・事務所を不在にする際に会社宛の電話を取れるようにしたいとお考えの方には「自動電話転送」を活用するのがおすすめです。
そこで本記事では、「自動電話転送」とは何か、実際に自動電話転送を利用するにはどうすればいいかをご紹介します。
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自動電話転送とは、文字通り「自動的に電話を転送する」ことですが、そもそもの「電話転送」というのは「着信電話を別の電話番号へと引き継ぐ仕組み」のことです。
電話転送は本来、「一度受けた電話を保留にして、転送先の電話番号へ発信し取り次ぐ」といった手動操作を行う必要がありますが、自動電話転送の場合はこの操作をシステムが自動的に行います。
厳密には自動電話転送を利用した状態でオフィス・事務所に電話があると、そのまま転送先の電話番号が着信するため、発信者は転送されていることには気が付きません。
自動電話転送は、「NTTやKDDIなど電気通信事業者が行うサービス」と「PBXなど利用者の環境内に設置する装置が持っている機能」に大別されます。
いずれの場合も、転送元の電話番号に電話がかかってきたら、転送条件を満たした場合に、予め登録しておいた転送先の電話番号につなぎ直す仕組みです。
転送条件とは、「(1)着信があったら必ず即座に転送するか(無条件)」、「(2)着信後、一定の時間呼び出しを続けて、誰も電話に出なかったら転送するか」、「(3)日にちや時間帯指定で転送する」などです。
電気通信事業者が行うサービスの場合は、電話のオプション機能として自動電話転送が提供され、電話機やWEBサイトから転送設定を行うことが可能です。
PBXなどの装置の場合は、自身で電話転送に関する設定を行う必要がありますが、自身の用途や働き方にあわせた転送設定を行うことが可能です。
自動電話転送について、概要と仕組みをご説明しましたが、実際に自動電話転送を利用した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここからは以下順に自動電話転送のメリット・デメリットをご説明します。
自動電話転送を利用した場合のメリットは、以下3つです。
自動電話転送を利用することで、外出中やテレワーク中に会社にかかってきた電話を携帯電話へ転送することができ、転送先の携帯電話で応答できます。それによってビジネスチャンスの取りこぼしも防げます。
また、夜間や休日など会社に誰もいない時間帯に取引先などから緊急の連絡がかかってくることもあります。
緊急連絡を取りこぼすと、場合によっては深刻な事態を招いてしまうことがありますが、そういった場合に自動電話転送を設定しておくことで、自宅などからでも緊急連絡に対応できます。
場所を問わず、会社宛の電話に対応できるのが自動電話転送の最大のメリットでしょう。
自動電話転送を利用した場合のデメリットは、以下3つです。
自動電話転送はサービスや設定にもよりますが、基本的に転送先が1つの番号に限られるため、転送設定中は会社の電話が特定の社員に集中してしまいます。
また、電気通信事業者が提供する自動電話転送サービスの場合は、転送のたびに通話料金(携帯の場合は16円/1分)が発生するため、知らぬ間に通話料金がかさんでしまうことも多々あります。
さらに、携帯電話などに転送されると、転送先の携帯電話では通常の着信画面が表示されるため、パッと見で「転送されてきた電話」なのか「携帯電話番号宛の電話」なのかが区別できません。
実際に出てみるまで、会社の電話としての対応をすべきかが分からないため、対応に困ることがあります。
自動電話転送について、概要とメリット・デメリットをご説明しましたが、ここからは実際に自動電話転送を利用する方法をご紹介します。
まずは自動電話転送が最も利用されるケースである「固定電話から携帯電話への転送方法」を解説します。
固定電話から携帯電話へ自動転送する方法は、主に以下3つあります。
固定電話から携帯電話への各自動電話転送方法について、以下順にご説明します。
固定電話から携帯電話への自動電話転送の方法の1つ目がNTTやKDDIなどの固定電話キャリアが提供する「電話転送サービス」を契約することが挙げられます。
電話転送サービスとは、文字通り自動電話転送を行うための専用サービスのことです。電話転送サービスを導入すると、宅内の固定電話機などから自動電話転送に関する設定が行えるようになります。
その設定から転送先の携帯電話番号を登録し、自動電話転送を有効にすることで以降は固定電話宛の着信が携帯電話へ転送されるようになります。
代表的な電話転送サービスとしては以下のサービスがありますが、基本的には契約中の固定電話キャリアのオプションとして電話転送サービスを申し込むことになります。
まずは自身の固定電話キャリアがどこなのかを確認し、契約キャリアの窓口またはWEBサイトから該当する電話転送サービスを申し込むようにしましょう。
固定電話から携帯電話への自動電話転送の方法の2つ目が「クラウドPBX」を導入することが挙げられます。
クラウドPBXとは、宅内の固定電話とクラウド上のPBX※が連携し、PBX(インターネット)を経由して固定電話宛の着信がスマートフォンでも受け取れるサービスのことです。
クラウドPBXなら、PBXの機能をクラウドサービスとして利用できるため、装置の購入代金や設置工事などといった設備投資がいらず、手軽に自動電話転送機能が使えるのが特徴です。
さらに、自動電話転送機能だけでなく、「スマートフォンからの固定電話番号による発信」や「内線通話」、「IVR(自動音声応答システム)」などの高度な電話機能も使えるため、本格的な電話体制を構築したい場合にクラウドPBXは最適です。
固定電話から携帯電話への自動電話転送の方法の2つ目が「スマホ内線化ソリューション」を導入することが挙げられます。
スマホ内線化ソリューションとは、固定電話回線に専用アダプターなどを接続することで、スマホを固定電話の内線電話機として使える仕組みやサービスのことです。
スマホ内線化ソリューションを導入すれば、既設の電話回線や電話機などを変えることなく、アダプターを繋ぐだけで手軽にスマホを内線電話機として登録でき、スマホで外出先でも固定電話宛の着信を受けたり、スマホから固定電話として発信ができます。
また、スマホと会社の電話機の間で内線電話も可能なため、まさにスマホが持ち運び可能な内線端末になります。
既に会社内でPBXやビジネスフォンなどを導入していて、そこにスマホを追加したい場合はスマホ内線化ソリューションが最適でしょう。
固定電話の自動転送について解説しましたが、携帯電話から他の電話番号へ転送することも可能です。
携帯電話の場合は「携帯キャリアのサービスとして、スマホなどにかかってきた着信を、自動的に他の番号に転送してくれる電話転送サービス」が自動電話転送の方法になります。
契約キャリアによって異なりますが、基本的には音声通話プラン内に自動電話転送機能がデフォルトで含まれており、スマホなどの端末から電話転送設定を行うだけで利用できます。
スマホにおける自動電話転送の設定方法は、以下をご確認ください。
iPhoneを使っている場合は、以下の手順で自動電話転送を設定することが可能です。
上記手順でiPhoneにかかってきた着信を別の電話番号へと自動電話転送できますが、キャリアの契約内容によっては自動電話転送が無効または制限されている場合があります。
まずはキャリアの契約マイページから自動電話転送について確認してみましょう。
Androidスマートフォンを使っている場合は、以下の手順で自動電話転送を設定することが可能です。なお、Androidの場合は機種によって多少操作が異なるため、通常の操作方法をご案内します。
iPhoneと同様に、キャリアとの契約内容によっては自動電話転送を使用できない場合があります。また、機種によっては、自動電話転送の設定自体ができない場合もありますので、注意が必要です。
ここまで自動電話転送について、概要と具体的な利用方法をご紹介しました。
固定電話と携帯電話の両方で自動電話転送は利用できますが、特に利用場所が限られる固定電話においては、携帯電話などに電話を転送することで利用の幅が大きく広がります。
固定電話をお使いの方で使いにくいと感じられている場合は、ぜひ自動電話転送の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
固定電話の自動電話転送の方法として、「電話転送サービス」「クラウドPBX」「スマホ内線化ソリューション」の3つご紹介しましたが、小規模事務所・店舗なら「スマホ内線化ソリューション」がおすすめです。
「電話転送サービス」の場合は着信を携帯電話などで受け取れますが、反対に発信はできないですし、「クラウドPBX」だと利用規模が比較的大きめです。
その点、「スマホ内線化ソリューション」なら専用アダプターを事務所・店舗の固定電話回線に取り付けるだけなので、手軽でコストも大してかかりません。
小規模事務所・店舗で自動電話転送をお探しの場合は、手軽さとコストパフォーマンスに特化したスマホ内線化ソリューション「テレワープ」をご検討してみてください。