個人事業主になるにあたって、「個人の携帯電話ではなく事業用の電話は確保しておいた方がいいのか?」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
結論から言うと、個人事業主であっても事業・ビジネス用の電話を確保すべきです。
プライベートと仕事の電話を分けておくことで、お客様からの問合せや取引先との連絡もスムーズになりますし、03などから始まる市外局番であれば信用度も増します。
では、個人事業主の場合、一体どのような電話やサービスを導入すべきなのでしょうか。
今回の記事では、個人事業主におすすめの電話についてご紹介いたします。ぜひ、電話サービスについて悩んでいる方は参考にしてみてください。
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個人事業主になるうえで電話番号の取得は必要?
個人事業主になるうえで、電話はクライアントと連絡を取る重要なツールの1つです。最低限プライベートの電話番号で連絡は取れるようにしておくべきでしょう。
また、個人事業主になるにあたって税務署に開業届を出すときも、電話番号を記入する欄がありますので、開業するうえでも電話番号は必要と言えます。
なお、記入する電話番号に固定電話の番号や携帯電話の番号などというように番号の種類に決まりはありません。
個人事業主として数年~数十年後の活動を視野に入れている場合、ビジネスにメリットとなる電話は取り入れておきましょう。
個人事業主が電話を持つ方法
個人事業主が電話を持つ場合、一どのような方法が用いられることが多いのでしょうか。
一般的には以下3つの方法があります。
- プライベート用の電話番号を仕事用としても利用する
- 仕事用の携帯電話を新たに取得する
- 固定電話を新たに取得する
以下順にどのような方法なのか説明していきます。
プライベート用の電話番号を仕事用としても利用する
1つ目は、プライベート用の電話番号を、そのまま仕事用としても利用する方法です。
この方法のメリットとしては、コストや手間暇がかからないことです。特に何も手続きをせずに、仕事用としても兼用することができます。
一方のデメリットとしては、経費を計算する上で複雑になりやすい点です。また、仕事とプライベートの境目が曖昧になり、気持ちの切り替えが難しい場合があります。
この方法は、個人事業主として仕事で電話をあまり使わない方におすすめです。
仕事用の携帯電話を新たに取得する
2つ目は、仕事用の携帯電話を新たに取得する方法です。
この方法のメリットとしては、経費の計算が行いやすく、仕事とプライベートの境目もはっきりすることです。休日などは仕事用の携帯電話を留守番電話にしておくことで、クライアントに休みであることが伝わります。
一方のデメリットとしては、携帯電話が2台になるので管理や運用が複雑になり、コストも1.5~2倍になる点です。仕事用の携帯電話を通話以外に使うこともそれほどないため、充電のし忘れにも気をつけねばなりません。
この方法は、電話をよく使う個人事業主の方、場所を問わずに働く方におすすめです。
固定電話を新たに取得する
3つ目は、固定電話を新たに取得する方法です。
この方法のメリットとしては、経費の計算が行いやすく、仕事とプライベートの境目もはっきりすることです。また、固定電話の番号を開設すると、信用度も増し法人用口座開設も行いやすくなります。
一方のデメリットとしては、固定電話を取得するための費用がかかることです。また、外出しているときに電話に出られないという特徴もあります。
しかし、固定電話を取得しておくと、クライアントからの信頼を得やすいです。携帯電話と比較してみても、通話の品質も安定しています。
個人事業主として信頼度を高めたい方は、固定電話を取得しておくのがおすすめです。
個人事業主は仕事用とプライベート用の電話を分けた方が良い?
個人事業主の中にはプライベート用の電話を仕事用としても兼用する方もいます。前述した通りコストや手間もかからないので、とりあえず電話を使えるようにしたい場合は兼用でも問題ないでしょう。
しかし、長く個人事業主として活動を続ける予定の方は、あらかじめ電話はプライベートと仕事で分けておいた方が無難です。
電話を分ける一番のメリットは、経費を計算するうえでわかりやすいことです。せっかくの休日も、仕事の電話が目に入ると、ゆっくり休めないという方にもおすすめです。
それぞれの仕事スタイルを考慮し、自分に合った電話サービスを利用してください。
電話番号は無料で取得できる?
個人事業主の中には、できるだけお金をかけずに電話番号を取得したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、電話番号を無料で取得することは可能です。
050番号から始まるものであれば、アプリを使って無料で取得することが可能です。しかし、通話の品質は、有料のものと比べると安定しない場合があります。
音声が途切れると聞き返すことが増えて、円滑なコミュニケーションを取ることが難しくなる可能性があるので、長い目で見るとビジネスにも悪影響を与えることがあります。
そのため、個人事業主として信頼度を高めたい方こそ、有料の電話サービスを利用する方法がおすすめです。
電話番号を取得するタイプ別方法
続いては、電話番号を取得するタイプ別方法についてご紹介いたします。
具体的には以下3つの方法があります。
- クラウドPBX
- ひかり電話
- アナログの固定電話
自身に合った電話サービスを見つけるうえで、3つの特徴について押さえていきましょう。
クラウドPBX
クラウドPBXとは、インターネット回線を使用した電話サービスです。
クラウドPBXを提供する事業者が運営するデータセンターなどに電話回線を引き込み、その電話番号をインターネットを通じて電話機やパソコン、スマホなどで使用することができます。
クラウドPBXなら個人事業主でも市外局番から始まる電話番号を持つことができます。
たとえ事務所を移転した場合でも、電話番号を変更する必要がないので非常に便利です。工事不要で最短1〜2日で導入することが可能です。
初期費用は1〜5万円程度、毎月の利用料金は3〜5万円程度を目安に見ることができます。個人事業主向けのプランを設けている会社も多いです。
他の固定回線と比べてみても費用を安く抑えられます。
ひかり電話
ひかり電話は、NTT東日本/西日本や光コラボレーション事業者※が提供する光ファイバーを利用した固定電話サービスです。現在普及している固定電話はひかり電話を使っていることが多いです。
- 光コラボレーション事業者とは、NTT東日本/西日本より光回線の卸提供を受けて、インターネット接続サービスや光電話サービスを自社サービスとして販売する事業者です。代表的なものとしてはドコモ光、ソフトバンク光、ビックローブ光といったサービスが挙げられます。
ひかり電話は固定電話用の回線工事と電話機の設置を行う必要がありますが、フレッツ光などのインターネット用光回線サービスとセットになるため、既に光回線を導入している場合は開通工事などはありません。
ひかり電話なら03などから始まる市外局番を取得することができ、FAXも同時に開設することができます。
中でも「ひかり電話A(エース)」は、店舗・SOHO・個人事業主・小規模オフィス向けに設計されているプランで、ひかり電話以外にも便利な6つのオプションが月額基本料1,650円(税込)で利用可能です。
ひかり電話は、従来の固定電話サービスであったアナログ電話と変わらない使い勝手の良さと品質を提供しています。
また、提供元もNTT東日本/西日本やドコモ、ソフトバンクといった大手事業者のため、サポートも充実しています。
アナログの固定電話
アナログの固定電話は、従来の家庭やお店にある黒電話・ピンク電話ををイメージしてもらうとわかりやすいです。
ひかり電話とは異なる電話専用のアナログ回線を引き込むこととなりますが、費用面や利便性において、新規で固定電話を引き込む場合はフレッツ光などともにひかり電話を申し込むとよいでしょう。
また、NTTより2024年1月以降はアナログ回線もIP網に移行するとの発表がされていますが、現在利用中のアナログ電話が使えなくなるわけではありません。
個人事業主はクラウドPBXがおすすめ?
個人事業主が電話番号を取得するときは、総合的に見るとクラウドPBXがおすすめと言えます。
どこでいても固定電話の番号をスマホなどで発信・着信ができますし、事務所などを移転しても電話番号の変更がないので、自由な働き方を行う個人事業主にぴったりです。
固定電話同様に市外局番の電話番号を取得できるのもメリットの一つです。工事が不要で素早く導入することが可能です。
個人事業主におすすめの電話サービス
続いては、個人事業主におすすめの電話サービスについて以下7つをご紹介します。
- MiiTel(ミーテル)
- 03plus(ゼロサンプラス)
- トビラフォンCloud
- InfiniTalk(インフィニトーク)
- BIZTEL ビジネスフォン
- ナイセンクラウド
- TramOneCloud(チームワンクラウド)
それぞれ特徴が異なるので、ぜひ自分に合った電話サービスを見つけてみてください。
MiiTel(ミーテル)

引用:https://miitel.com/jp/
MiiTel(ミーテル)は、ネット環境さえ整えば、固定電話なしで通話ができるクラウドPBXです。
IP電話と録音・文字起こし・音声解析が1つのツールになっており、すべての電話内容を自動で録音・文字起こしするので聞き逃しを防ぎます。
通話のスコアリング機能を活用すると、AIが話し方を評価してくれるので電話対応のフィードバックにも役立ちます。
MiiTelは、既に2,000社が利用している実績があります。
初期費用は0円、月額料金は5,980円から利用することが可能です。1ID/単月契約から契約でき、工事・メンテナンスは不要です。
MiiTelは、電話料金を抑えたい方におすすめのサービスです。
03plus(ゼロサンプラス)

引用:https://03plus.net/
03plusは、固定電話番号がスマートフォンで安く使えるサービスです。
プライベート用とは別の、仕事用の電話番号を最短10分で取得することが可能です。また、プライベートの電話帳とは別に、仕事用の電話帳を持つこともできます。
他にも、通話中にパーク保留を行うと、指定した端末で通話を再開させることも可能です。時間外の自動応答にも対応しています。
初期費用は5,000円、月額料金は980円から利用することが可能です。1IDあたり月額1,000円で10分電話がかけ放題となるプランもあります。さらに年払プランに加入すると、半年間は0円です。
03plusは、お手軽にクラウドPBXを利用したい方におすすめです。
回線数は6万件を突破、市外局番は46局に対応しています。
トビラフォンCloud

引用:https://tobilaphone.com/biz/cloud/
トビラフォンCloudは、ブランドユーザー数1,500万人を超えるクラウドPBXです。
個人のスマートフォンで、ビジネスに必要な電話業務をいつでもどこでも行えます。
通話内容は録音可能、有料となりますがテキスト化もできます。海外からの迷惑電話もブロックすることが可能です。
初期費用は33,000円、月額利用料は1台3,300円から利用することが可能です。工事は不要、高額な機器などもレンタルする必要がありません。
トビラフォンCloudは、電話業務の効率化を行いたい方におすすめのクラウドPBXです。
InfiniTalk(インフィニトーク)

引用:https://www.infinitalk.co.jp/
InfiniTalkの電話サービスは、クラウド版と、ハードウェアを設置するオンプレミス版から自分に合ったプランを選ぶことができます。
個人事業主はインターネットを介して通話を行うクラウド版がおすすめです。専門知識がなくても簡単に使うことができます。クラウド版は初期費用は0円、月額35,800円から利用することが可能です。
基本プランは、03番号または050番号1番号が無料で、通話録音データ直近365日分を保持するなどの機能があります。
InfiniTalkの特徴は、有料オプションが充実していることです。例えば、オートコール、通話録音データ保持期間1年追加などのプランがあります。
電話設定にこだわりたい方にもおすすめのサービスです。
BIZTEL ビジネスフォン

引用:https://biztel.jp/bp/
BIZTEL ビジネスフォンは、2,000社の導入実績がある、クラウドPBXです。
最短5営業日で導入することができ、スマートフォンなど、さまざまな端末から電話ができます。
初期費用は50,000円、月額利用料は21,000円から利用することが可能です。最初は小規模からスタートして、利用人数に合わせてプランを変更することもできます。
ゆくゆくはビジネスの規模を広げたい方にもおすすめです。
ナイセンクラウド

引用:https://naisen.jp/
ナイセンクラウドは、5,500社の企業が導入しているクラウドPBXです。
スマホ・PCなどの端末を利用して、固定電話を持ち歩くことができます。
初期費用は10,000円、月額利用料は2,000円から利用することが可能です。内線通話の場合は、どこでも無料で利用できます。
工事・リースも不要、1席から契約できるので、お試しに電話番号を取得したい方にもぴったりです。
ナイセンクラウドは、個人事業主から上場企業まで多くの企業が導入しているクラウドPBXです。
TramOneCloud(チームワンクラウド)

引用:https://www.tramsystem.jp/pbxcloud/
TramOneCloudは、1.2万人を超えるユーザー数が利用しているクラウドPBXです。導入実績は500社以上、継続利用率は98%を誇っています。
TramOneCloudのサービスの特徴は、高品質の音声通話が行えることです。世界No.1シェアの音声基盤で、最高レベルの通話品質を実現できています。さらに全通話録音可能で、業務の効率化にも役立てられます。
月額料金も1,200円から契約できるので、コスパも良いです。TramOneCloud は24時間365日サポート体制を行っているので、何かトラブルが起こったときでも安心です。
リモートワークに完全対応した個人事業主におすすめのクラウドPBXです。
まとめ
今回は、個人事業主におすすめの電話についてご紹介いたしました。
個人事業主になる場合、できるだけビジネス用とプライベート用を分けた、新たな電話番号を取得しておくことが望ましいです。ビジネス用の電話番号を取得しておくと、クライアントからの信頼性も高まります。
また、クラウドPBXを選ぶと、引っ越しをするときも電話番号を変える必要がありません。場所を問わずに働く個人事業主の方にぴったりです。
電話サービスは、それぞれ特徴が違うので、ぜひ自分の仕事スタイルに合ったものを選んでください。
もし既にある自宅などの固定電話を事業に活用したい場合は、スマホでひかり電話が発着信可能になる「テレワープ」を検討してみてください。
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