フリーダイヤルを携帯で受けることは可能? 発着信できるのか?

0120に続けて6桁の番号で繋がる電話サービスがフリーダイヤルですが、最大の特徴は着信課金であることです。

発信地域は日本国内に限られますが、フリーダイヤル番号にかけた場合、通常は発信者に課金されるダイヤル通話料金は、フリーダイヤル契約者である着信側に課金されます。

フリーダイヤルを受けるためには、通常の0ABJの形をした、市外局番から始まる固定電話の電話回線が必要です。

そのため、携帯電話ではフリーダイヤル契約をすることができません。けれども、全く方法がないというわけではないのです。どういった方法なのか、確認していきましょう。

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フリーダイヤルの仕組み

通常の電話サービスの場合、電話番号は「市外局番」+「市内局番」+「加入者番号」という形をしています。

同じ市外局番のエリア内であれば、最初の「0」をダイヤルしないで市内局番からダイヤルすればつながります。つまり市外局番はエリアを表す番号ということになります。

続く市内局番と加入者番号で、どこの電話局に収容されている、どの加入者回線(電話局と加入者宅を結ぶ電話線)なのかが分かるようになっています。

つまり、0120から始まるフリーダイヤル番号では、どの加入者回線かは分からないので、ネットワークの中で、変換しているのです。

ですから、フリーダイヤル回線といっても普通の固定電話の回線ですから、0ABJ番号で着信することもできますし、発信ももちろん可能です。

0ABJの形をした固定電話番号でフリーダイヤル契約をした場合、どちらの番号でも着信することができ、0ABJがダイヤルされたら発信者に課金、0120がダイヤルされたら着信課金となります。

着信を受ける側としては、どちらがダイヤルされたか分からないと困りますから、フリーダイヤルには「ウィスパー」(「ささやき」という意味)のオプション・サービスがあって、フリーダイヤル番号での着信時に「フリーダイヤルです」と短い音声ガイダンスを流すことも可能です。

フリーダイヤルを携帯で受けるには

フリーダイヤル契約ができるのは固定電話回線のみです。けれども、ボイスワープなどの着信転送サービスを使って、携帯電話に転送すれば、携帯電話で0120にかかってきた電話を受けることが可能になります。

コールセンターなどを使って0120にたくさんの回線を紐づけて、大勢のオペレーターが電話を受信するという使い方もありますが、単独回線や、数少ない代表回線でフリーダイヤルを契約することも可能です。そもそもフリーダイヤルは、通話料をこちらで負担してでも、顧客からの電話を受けたいという場合に使うサービスです。夜間や休日、外出中などに電話が受けられないのは、もったいないということになります。それならば、携帯電話に転送するというのが、お客様満足度向上や維持のためには有効な手段となるでしょう。

けれども、ボイスワープで携帯に転送した場合、例えばコールバックをする際には、携帯番号から携帯電話回線で電話することになり、携帯発信でフリーダイヤルの回線から電話することはできません。

安くて手軽な転送:携帯からも発信可能

スマホ内線化を使えば、フリーダイヤルにかかった電話を携帯電話で受けることが可能になります。しかもボイスワープよりも安価に利用することができます。

さらに、スマホ内線化に使っているスマホから、会社の固定電話回線を経由して発信することもできるので、実質的にフリーダイヤル回線からの発信が可能ということになります。

その場合、相手に伝わる番号は0120ではなく、0ABJの固定電話の番号となります。

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