「ボイスワープ」は、NTT東日本/西日本がひかり電話などの固定電話のために提供している転送電話サービスです。
そもそも「転送電話」は、電話に着信があったときに、予め登録しておいた別の電話番号の電話機に転送するサービスです。例えば、これによって、スマホの電話番号に固定電話番号への着信を転送でき、スマホで着信に応じることができるようになります。
このボイスワープを使うとき、時間帯によって午前はこの電話番号に、午後はこの電話番号に転送、夜間は誰にも転送しない……などと自動で切り替わる設定があれば、とても便利ですよね。
そこで今回はボイスワープの時間帯設定について、設定できる内容とその設定方法を解説していきます。
転送のタイプ
時間帯設定が可能かどうかの前に、転送にはいくつかのタイプがあることを把握してください。
無条件転送
着信があると、電話ネットワークから電話機に向かって、着信を知らせるための着信音を鳴らせという信号が送られます。古い黒電話では、このとき着信のベルを鳴らせていました。今の電話機は着信を伝える電子音を鳴らします。
無条件転送では、着信音は鳴らさず、そのまま無条件で予め登録した番号へ転送します。定休日や夜間など、オフィスや商店に人がいないことが確実である場合などは、この転送方法が好まれるかも知れません。
無応答転送
着信があると、まずはその電話の着信音を鳴らして、何回か鳴らしても誰も受話器を上げない場合に、予め設定しておいた別の番号に転送する電話転送です。
ボイスワープの場合、呼び出し音を鳴らす回数ではなく、呼び出しを続ける秒数を設定することができます(1秒単位)。そのため、着信があってから12秒後に転送するといったことが可能です。
日勤の時間帯で、オフィスや商店に人がいることもあれば、外出していて誰もいなくなることがある場合などには、いったん呼び出し音を鳴らして、一定時間誰もでない場合に転送することが望ましいかも知れないです。
話し中転送
着信があった電話が別の電話と話し中だったら、電話を後からかけてきた人に話し中を知らせる音(ビジートーン)を聞かせて、電話をつなぐことはありません。また、着信を受けた側には、新たな着信があったことを知らせる方法はありません。
キャッチホンというサービスがあって、電話中に別の電話がかかると、電話のフッキング(受話器を置く場所にあるフックを短く下げて放す動作)で、話していた相手との通話は保留し、新しい着信を受けることができます。このサービスはかつて広く使われていましたが、携帯電話の普及と歩調を合わせるように、次第に使われなくなってきました。
話し中転送では、話し中の場合に、予め登録した番号に転送します。この転送は、契約している電話回線数が不足気味で、オフィスや店舗以外の場所でなら着信を受けられるという場合に使われるようです。
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転送の設定
これらの転送の設定は、契約している電話機または、インターネットのWebサイトから実施します。電話機での設定では、転送先の電話番号を入力し、どの転送方法にするかを決めて、必要に応じて呼び出し秒数なども設定します。すべて電話の数字キーだけを使って入力可能です。
実際に転送を開始する場合と、解除する場合にも電話機からの操作で設定変更を行います。
パソコンからの設定でも基本的には設定や開始・解除を行うことができます。また、リモートコントロールといって、契約している回線とは別の電話機からでも特別な番号を入力することで設定や開始・解除を行うことができます。
時間帯設定は可能?
残念ながら、ボイスワープそのものにはスケジュール設定機能はありません。
しかし、NTT東西とは別の会社がNTT東西のボイスワープ設定を自動で代行するサービスを提供しており、有料でスケジュール設定が可能となっています。
代行サービスを利用してボイスワープのスケジュール設定を行う場合、例えば、営業時間は9時から18時で、土曜日と日曜日は定休日だとしたら、営業時間以外の時間帯、つまり平日の18時から翌朝の9時までの夜の時間と、土曜日と日曜日については終日、無条件転送にするのがよさそうです。
もしこのスケジュール設定を自身で行う場合は、平日9時の転送解除と、18時の転送開始を手動で設定する必要があり、電話機かパソコンからその時間に操作しなければなりません。
その手間を考えると、スケジュール設定が必須の場合は代行サービスを利用するのが賢い選択でしょう。
ボイスワープではなくスマホの内線化
固定電話への着信があった際に、固定電話と予め登録したスマホを同時に鳴らすことができれば、わざわざ転送設定を行う必要はありません。出られる電話機で臨機応変に応答すればよいからです。
スマホの内線化サービス「テレワープ」なら、この運用が可能になります。
テレワープは、固定電話番号にかかってきた電話を固定電話機とスマホどちらでも着信可能なのはもちろんのこと、スマホから固定電話番号で発信することも可能なサービスです。さらに、複数のスマホを固定電話の内線電話機として、外出先でも利用可能となります
ボイスワープの場合、着信があった電話機から転送先の電話機までの通話料金がかかりますが、テレワープなら一切かからず無料です。しかも、営業時間設定もできるため、営業時間中の電話は受電し、営業時間外の電話には自動応答メッセージが作動して、プライベートの時間に通知による妨げを受けることがなくなります。
詳しくは、こちら(https://www.telwarp.com/)をご確認ください。
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