ボイスワープで時間帯設定は可能?スケジューリングはできる?

「閉店後はボイスワープで携帯にお店の電話を転送しているが、毎回の転送設定が面倒のため、時間帯で転送ON/OFFを自動的に設定したい」といったお悩みを抱えている方は多いです。

固定電話宛の着信を別の電話番号に転送できるボイスワープですが、常に転送するのではなく、営業中は固定電話機で、休憩中や終業後はスマホでといったように使い分けるのが一般的です。

しかし、ボイスワープを有効・無効するには電話機などから都度設定をしなければならないので、毎回の転送操作に面倒を感じている方も多いことでしょう。

午前はこの電話番号に、午後はこの電話番号に転送夜間は誰にも転送しない」などと時間帯で自動的に切り替わる設定があれば、とても便利ですよね。

そこで今回はボイスワープの時間帯設定について、設定できる内容とその設定方法を解説していきます。

毎回の転送設定が面倒なら

「休憩や休業日ごとに転送設定をするのが面倒」「何度も転送を解除し忘れてしまう」というお悩みを抱えている方にはスマホ内線化サービス「テレワープをおすすめします。

テレワープなら、ボイスワープのような転送設定を行うことなく、常に電話機でもスマホでも固定電話宛の着信を受け取れます。いわば”スマホが固定電話の子機になる”サービスです。

時間帯や曜日毎の転送設定操作に面倒を感じている方にとっては、テレワープはその手間から解放されるうってつけのサービスです。

さらにはボイスワープにはない「スマホから固定電話番号で発信できる機能」も備わっていますので、今よりも利便性が向上すること間違いなしです。

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目次

ボイスワープで時間帯設定は可能?

残念ながら、ボイスワープ自体には転送の時間帯設定機能はありません。9:00~18:00は転送せず、18:00以降は携帯電話に転送するといったようにシステム的なスケジュール設定をすることはできません。

しかし、ボイスワープの転送ON/OFF設定を自動で代行するサービスは存在し、有料ですがその設定代行サービスを活用すれば疑似的なスケジュール設定が可能となっています。

設定代行サービスを利用することで、例えば18:00になったら担当者がリモート操作で転送を有効にし、翌9:00になったら担当者が転送を解除するといったことが可能です。

もしこの時間帯設定を自身で行う場合は、9:00の転送解除と、18:00の転送開始を手動で設定する必要があり、毎回電話機などその時間に操作しなければなりません。

さらに休業日を挟んだりすると転送解除を忘れる可能性が増えるため、その手間やリスクを考えると、設定が必須の場合は代行サービスを利用するのが賢い選択でしょう。

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ボイスワープで設定可能な内容

ボイスワープは時間帯設定こそできないものの、以下のような転送方法の設定は可能です。

  • 無条件転送
  • 無応答時転送
  • 話中時転送

こちらの3つはどのような条件で転送するかの設定になります。詳しくは以下の通りです。

無条件転送

無条件転送では、固定電話にかかってきた着信を、元の固定電話を鳴らすことなく即座に予め登録した転送先へと送る転送条件です。

休日や営業時間外など、電話機の近くに誰もいないシチュエーションでは、発信相手を待たせることなく別の電話番号へ転送し受け取れるため、この転送条件が最適でしょう。

無応答時転送

無応答時転送では、一定時間固定電話にかかってきた着信を受け取らなかった場合に、予め登録した転送先へと送る転送条件です。

転送に切り替わるまでの呼び出し時間は任意で設定することが可能で、ボイスワープの場合はコール数ではなく秒数(1秒単位)で設定します。15秒固定電話を呼び出したあとに携帯電話へ転送するといったイメージです。

営業時間中に、オフィスやお店を頻繁に出入りするなど、電話機の近くにいる時といない時があるようなシチュエーションでは、この無応答時転送を有効にしておくことで柔軟に転送切り替えができるでしょう。

話中時転送

無応答時転送では、固定電話が話し中の場合に固定電話にかかってきた着信を予め登録した転送先へと送る転送条件です。

通常、話中の場合は発信者に対してビジートーンが流れるため、今は話中で出れないことが伝わり、基本的にはまた相手がかけ直してくれるか、こちらからかけ直すことで対応できます。

しかし、緊急性の高い電話が高頻度でかかってくる窓口だったり、1コールたりとも逃したくない場合は話中時転送を設定することで、通話可能なチャネルが塞がってしまっていても別の電話番号で受け取ることが可能になります。

各転送設定について、実際登録方法などが気になる方はあわせてこちらをご覧ください。

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ボイスワープの時間帯設定を行う方法

前述した通り、ボイスワープ自体で転送の時間帯設定を行うことはできません。

しかし、転送設定の代行を行ってくれるサービスを利用したり、その機能が備わった別の転送電話サービスへ乗り換えることにより実現は可能です。

そこで今回はボイスワープの時間帯設定を実現できるサービスを以下3つご紹介します。

  • ひかり電話転送(株式会社ナレッジフロー)
  • テレワープ(株式会社フォレスタ)
  • 着信転送サービス(KDDI光ダイレクト)

各サービスの詳しい内容について、以下順にご説明します。

ひかり電話転送(株式会社ナレッジフロー)

引用:https://hikari-warp.com/

株式会社ナレッジフローが提供する「ひかり電話転送」とは、面倒な電話転送の切り替え作業を自動的に行ってくれる設定代行サービスです。

ボイスワープは通常、契約元の固定電話または携帯電話*1から専用ダイヤル「142」に発信して設定操作を行うか、NTTが用意している「ひかり電話設定サイト*1」にアクセスして設定を行います。

  1. 携帯電話およびひかり電話設定サイトによるボイスワープのリモート操作を行うためには、事前に契約元の固定電話からリモートコントロール許可設定を行う必要があります。

「ひかり電話転送」を導入することにより、分かりやすいウェブサイトから自身で転送設定を行えるだけでなく、カレンダー画面から日付ごとに転送スケジュールを登録することも可能になります。

これにより、●月●日は18:00からこの電話番号への転送を開始し、翌日■月■日の9:00になったら転送を解除といったボイスワープの時間帯設定を行えます。

料金
  • ひかり電話転送の料金体系は「初期費用」と「月額利用料」の2点。
  • 7日間のお試し利用が可能。
初期費用1,100円(税込)
月額利用料440円(税込)
導入方法
  1. 利用登録フォームから「メールアドレス」「ログインパスワード」「契約者名」を登録し、利用登録を行う。
  2. ひかり電話転送専用サイトへログインし、基本設定画面から契約者のひかり電話設定サイト情報などを入力する。
  3. 基本設定完了後、カレンダーから転送設定を行うことで転送の自動化が完了する。

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テレワープ(株式会社フォレスタ)

引用:https://telwarp.co.jp/about-telwarp/

株式会社フォレスタが提供する「テレワープ」とは、NTT東西のひかり電話をお使いのスマートフォンでもアプリによる発信・着信が可能になるサービスです。

前述の「ひかり電話転送」とは異なり、テレワープは契約中のボイスワープをより使いやすくするわけでなく、ボイスワープに置き換わるサービスになります。

テレワープなら電話機とスマホアプリが常に同時に鳴るため、ボイスワープのような電話機とスマホどちらで受け取るかといった転送設定が一切ありません。

電話機で受け取ると同時にスマホは鳴りやみますし、反対にスマホで受け取れば電話機は鳴りやみます。いわば「スマホが固定電話の子機になる」ようなイメージです。

スマホを鳴らしたくない場合でもスマホアプリ上で簡単に解除することも可能なので、面倒な手間もありません。スマホへの転送を再開した場合も同様にスマホアプリ上で簡単に開始できます。

テレワープであれば、そもそも時間帯で自動的に転送ON/OFFを切り替える必要性がなくなりますので、ボイスワープの転送設定に悩まされている方には最適な転送電話サービスでしょう。

料金
  • テレワープの料金体系は「初期費用」「月額利用料」「装置代金」の3点。
  • 月額利用料は転送先のスマホ台数に応じてプランが変動(最大5台まで利用可)。
  • 専用装置は一括で買い取るか、レンタル契約するかで異なる。
  • 月額利用料(装置レンタル代金を含む)は最大2ヵ月間無料で利用可能。
初期費用3,300円(税込)
月額利用料スマホ1台プラン 1,980円(税込)
スマホ3台プラン 2,772円(税込)
スマホ5台プラン 3,377円(税込)
装置代金買い取り 10,780円/一括(税込)
レンタル 330円/月(税込)
導入方法
  • 申し込みフォームから契約者情報・決済情報(クレジットカード)を登録する。
  • 申込完了から最短5営業日後に専用装置が届き、ひかり電話装置(ホームゲートウェイ)に繋ぐ。
  • スマホにテレワープアプリをインストールし、初期設定を行う。
  • 初期設定が完了すると、利用が開始。

さらにテレワープには「スマホからの固定電話発信機能」「時間外自動応答機能」などのボイスワープにはない高度な電話機能が標準で搭載されています。

テレワープについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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着信転送サービス(KDDI光ダイレクト)

引用:https://biz.kddi.com/service/hikari-direct/option/

KDDI光ダイレクトの着信転送サービスとは、KDDIが提供する固定電話宛の着信を別の電話番号へと転送するサービスです。

サービス内容としてはボイスワープと基本同じですが、着信転送サービスには「スケジュール転送機能」が備わっており、ボイスワープではできない時間帯設定が可能です。

ただし、着信転送サービスを利用するには「KDDI光ダイレクト」というNTTとは全く別の法人向けIP電話を契約している必要があります。

既にボイスワープを利用している方にとっては、固定電話自体をKDDIに切り替えることになるため、ハードルが高いと言えます。

これから固定電話を契約する予定の方は、このKDDI光ダイレクトを契約して着信転送サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

ここまでボイスワープにおける時間帯設定に関し、その可否と具体的な方法についてご紹介してきました。

ボイスワープとして時間帯設定はできないものの、設定代行サービスなどを活用することで、疑似的に転送する時間帯を設定することが可能になります。

今回ご紹介した方法をもとに、ボイスワープをより便利に使ってみてはいかがでしょうか。

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