固定電話の番号だけが欲しい!番号取得のコストを抑える方法と市街局番の意味とは?

携帯電話が普及した現状では、固定電話の使用頻度は著しく低下しました。

個人宅では固定電話を設置していないケースも、徐々に増えてきています。オフィスに設置してある固定電話も、使われる頻度が減ってきています。

しかし、使用頻度が減ったとはいえ、オフィスに固定電話を置く必要性は以前と何ら変わっていません。携帯電話もあるので固定電話にかけるコストを、抑えたいと考える事業主の方も多いのではないでしょうか。

この記事では新たに固定電話の番号取得を考えている方へ、その取得方法とコストの抑え方を紹介していきます。

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目次

固定電話を持つ意味と市外局番の意味

固定電話を設置することは、ビジネスにおいていくつかのメリットがあります。

固定電話を持つメリット

メリット1 社会的信用がつく

ホームページや名刺を作るときには、会社の固定電話番号を掲載します。

顧客の中には掲載されている電話番号を見て、信用度をはかる人もいます。固定電話の番号には市外局番や市内局番が含まれているので、会社のある地域が大まかに特定できるからです。所在がはっきりしていると判断できるので、新規の顧客から見ると安心材料となります。

050で始まるIP電話は、地域の特定ができないので固定電話程に信用できないと考える人もいます。

メリット2 融資が受けやすくなる

銀行から融資を受ける際の審査項目に、固定電話の有無があります。

固定電話がないからと言って融資が受けられないわけではありませんが、ある方が有利なのは確かです。融資の審査では050から始まるIP電話は、固定電話ではなく携帯電話として審査されることもあります。

メリット3 登記をスムーズに行うため

法人登記を行う際には、電話番号を記載する必要があります。

法人登記自体は、代表の携帯電話でも登記することは可能ですが、固定電話導入後に登記の書き換えを行う際の手間と費用を考えると、最初から固定電話の番号を準備することをおすすめします。

メリット4 代表電話として使用できる

顧客は担当者に連絡がつかない場合には、会社(代表電話)に連絡をしてきます。営業中や会議中ですぐに電話に出られない時に、ビジネスチャンスを逃しません。

また、仕事とプライベートの区別をつけたいときにも役立ちます。

市外局番の意味

市外局番は、設置されている電話の所在地情報を表す番号です。国内のどこの地域に設置されているか、都道府県や地域が市外局番からわかります。

また、携帯電話やIP電話にも、それぞれ番号が割り当てられています。携帯電話では「090、080、070」、IP電話では「050」となっています。これらは番号から、電話設置場所の特定はできません。

固定電話の取得方法

現在、固定電話を取得する方法は、NTT加入電話を含め6つあります。

1 NTT加入電話

NTT東日本、西日本の提供する固定電話サービスです。

デジタル回線とアナログ回線があり、通話の品質が高く安定しています。自然災害にも強く、電話回線が切断しない限り通話が可能なことも特徴です。

初期の導入費用(電話加入権)36,000円が必要で、月々の基本料金のほかに通話料がかかります。

2 直収電話

通信会社が、NTTから借りた回線を使用して行っている電話サービスです。

契約はNTTを介さずに通信会社と直接行い、市外局番がついた固定電話番号がもらえます。NTT加入電話のように、電話加入権を購入する必要はありません。

基本料金や通話料が安いのが特徴です。

スマートフォンを子機にするような、インターネット回線を使うサービスは使えません。

3 IP電話

IP電話はインターネット回線を介して、音声通信できる電話サービスです。

3つのタイプがあります。

タイプ概要
050IP電話「050」からはじまる電話番号を使います。

電話番号は「【050(IP回線)】-【通信事業者(プロバイダ)の識別】-【利用者番号】」で構成される11桁の数字で表されます。

番号内に「市外局番」や「市内局番」などの地域情報が含まれないので、スマートフォンでも使えることが特徴です。そのため、固定電話用に電話機を設置しなくても使用できます。

通信事業者を変更した場合には、電話番号が変わるので注意が必要です。その場合には電話番号が変わることを取引先に知らせたり、ホームページの情報を書き換えたりするなどの対応が必要になります。

「110」「119」のような緊急電話や「0120」のような着信者課金サービス(フリーダイヤル)へ、電話することができません。
0ABJ番号IP電話光ファイバーを使ったインターネット回線で、音声通信できる電話サービスです。

代表的なものとしてNTT東日本・西日本の「ひかり電話」や、その他の通信事業者の提供する「光電話」があります。

0ABJ番号は「【2桁(市外局番)+4桁(市内局番)】-【4桁(加入者番号)】」の10桁の数字で構成されています。

0ABJ番号は総務省の基準を満たす必要があるので、音質が安定しており遅延が起こりにくいことが特徴です。また、「110」「119」「0120」などの電話番号にも電話することができます。

電話番号内に「市外局番」や「市内局番」などこの地域情報が含まれるので、直接スマートフォンでは使えません。
SNSLINE・スカイプ・Facebook・メッセンジャーなどの電話番号のないSNSアプリでの通話もIP電話の一種です。
タイプ概要
050IP電話「050」からはじまる電話番号を使います。

電話番号は「【050(IP回線)】-【通信事業者(プロバイダ)の識別】-【利用者番号】」で構成される11桁の数字で表されます。

番号内に「市外局番」や「市内局番」などの地域情報が含まれないので、スマートフォンでも使えることが特徴です。そのため、固定電話用に電話機を設置しなくても使用できます。

通信事業者を変更した場合には、電話番号が変わるので注意が必要です。その場合には電話番号が変わることを取引先に知らせたり、ホームページの情報を書き換えたりするなどの対応が必要になります。

「110」「119」のような緊急電話や「0120」のような着信者課金サービス(フリーダイヤル)へ、電話することができません。
0ABJ番号IP電話光ファイバーを使ったインターネット回線で、音声通信できる電話サービスです。

代表的なものとしてNTT東日本・西日本の「ひかり電話」や、その他の通信事業者の提供する「光電話」があります。

0ABJ番号は「【2桁(市外局番)+4桁(市内局番)】-【4桁(加入者番号)】」の10桁の数字で構成されています。

0ABJ番号は総務省の基準を満たす必要があるので、音質が安定しており遅延が起こりにくいことが特徴です。また、「110」「119」「0120」などの電話番号にも電話することができます。

電話番号内に「市外局番」や「市内局番」などこの地域情報が含まれるので、直接スマートフォンでは使えません。
SNSLINE・スカイプ・Facebook・メッセンジャーなどの電話番号のないSNSアプリでの通話もIP電話の一種です。

その他、IP電話には共通していることがあります。

通話料が安い

電話回線を用いた通話では距離が離れると、通話料金が高くなります。

IP電話ではサービスを提供しているプロバイダーごとに、通話料金が設定されています。多くのプロバイダーでは通話料金が一定もしくは無料で設定されていますので、従来の固定電話に比べて割安です。

海外との通話は、プロバイダーにより料金設定が違うので注意して使いましょう。

初期費用が安い

事業所内へIP電話を導入するための機器設置や配線工事は不要なので、工事費用がかかりません。

電話機もそれまでに固定電話で使用していたものをそのまま使えるので、新たに購入する必要はありません。

電話加入権を買う必要がない

インターネット回線を使って音声通信するので、IP電話では電話加入権を購入する必要はありません。

ただし、インターネット回線とプロバイダーの契約が必要です。

停電時には通話ができない

従来の電話は専用の電話回線を使用しているので、回線が断線しない限り停電でも電話ができます。

IP電話はインターネット回線を使用しているので、停電時には通話できません。

4 スマートフォンアプリ

専用のスマホアプリで、固定電話の番号を取得して利用できるサービスがあります。固定の電話機は不要だけど、番号だけ欲しいという方にはおすすめです。

手元のスマホで固定電話の番号を用いた発着信ができるので、固定電話用の電話機や電話番を置く必要がありません。

通話はスマートフォンのインターネット回線の影響を受けるので、回線の混雑や通信制限により切れてしまうことがあります。また、アプリでの通話中にスマートフォン本来の電話番号へ電話がかかると、強制的にアプリでの通話は切れてしまいます。

5 クラウドPBX

クラウドPBXは複数の電話機やスマートフォン、PCを用いて電話(内線/外線)のやり取りができるサービスです。電話番号は「050」からはじまる番号と「市外局番」の両方が使えます。

PBXとは「構内電話交換機」のことで、従来は社内に機械を設置する必要がありました。クラウドPBXではこの電話交換機の機能をクラウド上に設置するので、機械の設置工事が必要ありません。

内線をクラウド化すると説明したほうが、イメージがつきやすい方もいるのではないでしょうか。

クラウドPBXには5つの特徴があります。

①初期の設置費用が安い

PBXの機械を社内に設置する必要がないので、機械の購入費用、工事費用が不要です。

②利用開始までの期間が短い

従来のPBXは設置のために、社内で工事をする必要がありました。

クラウドPBXはこの工事が、クラウド上で行われるので工期が短くてすみます。

③スマートフォン、PCを子機として使える

専用アプリをインストールすることで、スマートフォンやPCから固定電話の受発信を行うことができます。

④異なる地域の端末を内線化できる

従来のPBXは社内に設置してある端末だけを、内線化することができました。

クラウドPBXでは専用アプリでクラウド上のPBXにアクセスするので、社外にある端末も内線化することができます。営業で外出中のスタッフや、テレワーク中のスタッフとも内線通話が可能です。

拠点同士やスタッフ間での通話を、外線で行う必要がなくなるので通信費の軽減もできます。

⑤電話番号を共有できる

クラウドを通して全ての端末同士がつながっているので、各端末と固定電話の電話番号を共有できます。

各地域にある支店や営業所、在宅や営業中のスタッフと番号を共有することも可能です。1つの固定電話の番号を支店や営業所で共有することができるので、拠点ごとに回線を契約する必要がありません。

以上のような特徴がある一方で契約にする前に注意しておくべき点もあります。

通話品質にばらつきありサービスを提供する会社によって通話品質にばらつきがあります。無料トライアルなどを活用し、通話品質の確認をしておきましょう
光回線やWi-Fi環境が必要インターネットに接続して通話を行うIP電話の一種でもあるので、光回線やWi-Fiが使用できる環境が必要です。

6 電話代行サービス

電話代行サービスの中には、電話番号の貸し出しを行っている業者もあります。

代行業者の持つ電話番号を借りるので、最短即日に利用開始できる業者もあります。

電話番号取得サービスの選定ポイント

電話番号を取得する際に、選定の基準となるポイントを説明します。

ポイント1 費用

事業を継続するうえで、継続して支払われる経費(固定費)の管理は重要です。初期費用(回線契約料や電話機の購入費用)やランニングコスト(基本料金、通話料)は、少しでも抑えたいところです。

通信事業者によって料金やサービス、通話品質に違いがあります。費用の安いものが必ずしも、あなたにとって使いやすいサービスとは限りません。

事業の運営規模や今後の事業見通し、使用するスタッフの人数を考慮に入れたサービスを選びましょう。

ポイント2 申し込みから利用開始までの期間

申し込み後に何らかの工事が必要な場合には、開通までに期間がかかります。開通希望日がある場合に、その日に間に合うかどうか判断する必要があります。

急いで電話番号が欲しい時に、間に合わないことがないようにしましょう。

ポイント3 契約回線の規定

1回線で契約できるか、複数の回線契約が必要か確認しておきましょう。

法人向けの電話サービスでは、複数の回線契約を求められることがあります。

ポイント4 市外局番が取得できるか

企業電話の場合、「050」番号より市外局番のある番号の方が信用度があがることがあります。

電話番号を取得する際に、市外局番が取得できるサービスか確認しておきましょう。

ポイント5 スマートフォン・PC・タブレットから発信できるか

既存のスマートフォン・PC・タブレットにアプリを子機として利用できると、初期費用がおさえられます。電話番号取得サービスのなかには、専用の機器が必要となることもあるので確認しておきましょう。

端末を規定しないことで外出中や在宅勤務でも通話ができ、柔軟な働き方にも対応できます。

ポイント6 あると便利な機能

①転送電話機能

顧客からの電話をほかの事業部へ転送する時や、外出している社員に電話を転送する時にあると便利な機能です。

②IVR機能が使えるか

IVRとは音声ガイダンスによる自動応答システムです。

IVRを用いることで業務に専念できるほか、ラッシュ時や営業時間外の電話の取りこぼしを防ぎます。

まとめ

固定電話は携帯電話の普及に伴い、使用頻度が減少してきていますが、ビジネスにおいては今でも固定電話は必要とされています。しかし、携帯電話の費用もあるので、固定電話にかける経費はなるべく抑えたいところです。

現在多くの通信事業者が、電話番号だけを付与するサービスを展開しています。他の事業者との差別化のため、様々な付加サービス、料金で競い合っています。

料金プラン以外にもスマートフォンやPCとの連携で通信費を抑えたり、転送電話のようにビジネスを有利にするサービスが含まれるものもあります。

新規に固定電話の導入を考えているのであれば、それらのサービスも含めて検討してみてはいかがでしょうか。

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