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大抵の方々が固定電話や携帯電話、スマートフォンなどを持ち、いずれかで「電話機能」を使っています。
電話を使っていると、出てくる悩みのひとつとして「非通知によるワン切り」が挙げられるでしょう。特に、固定電話はこの「非通知によるワン切り」の対象になりやすい傾向があります。
ワン切りとは「電話をかけて、着信音を1回だけ聞かせるくらいの短い時間で発信者側から切ってしまう電話のかけ方」のことを言いますが、出たのに即座に切られるとストレスが溜まりますし怖いですよね。
さらに、その電話が非通知だと相手が誰なのか特定ができないので、より質が悪いです。
そこで今回は迷惑な「非通知のワン切り」について、固定電話に注目してその対策方法を解説していきます。
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このワン切りを、非通知設定でやってくるケースが増えています。発信者番号が非通知であれば、着信履歴が残ってもコールバックすることはできません。
非通知のワン切りの目的は何なのでしょう。主に以下2つが挙げられます。
以下順にご説明します。
非通知のワン切りのほとんどは、利用者の動向などを調べるために行われています。
消費者金融業者や不動産業者にとって、電話が継続して使われている、すなわち電話代を滞納していないのかなどの最新情報を入手するには、やや正確さには欠けるものの電話を使うのが最も効率的というわけです。
また、非通知のワン切りは人ではなく機械が電話しているケースがほとんどです。
自動発信が可能な特殊な装置に調査したい電話番号を入力しておくと、装置が自動で電話して、以下のうちのどれだったかを記録しておきます。
こうして作った電話番号リストは高額で売買されているとも言われています。
動向調査の他にも、悪意で非通知のワン切りがかかってくるケースがあります。理由はさまざまでしょうが、嫌がらせ目的が大半です。
応答した電話がすぐに切られてしまうと「間違い電話か?」などというように忘れてしまいますが、これが2度3度と頻繁に来るとストレスになりますし、会社やお店であれば営業妨害になります。
応答しないにしても、呼び出し音がなるだけでも十分に迷惑がかかりますので、何かしらの対策は必須です。
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固定電話における非通知のワン切りに対する対処法は、主に以下の4つがあります。
以下順にどのような対処方法なのかをご説明します。
「ナンバー・リクエスト」とは、NTT東日本/西日本が提供する「非通知でかけてきた相手に対して、非通知解除してからかけ直すよう自動メッセージで応答するサービス」です。
同じくNTT東西提供の「ナンバー・ディスプレイ」という「かけてきた相手の電話番号を電話機のディスプレイなどに表示するサービス」がありますが、非通知相手からの着信に対しては、有効ではありません。
そこで、非通知相手には「ナンバー・リクエスト」を使います。
ナンバー・リクエストなら、電話番号非通知でかけてきた相手に、以下のようなメッセージで自動対応してくれます。
こちらは○○○-△△△-□□□□(電話番号)です。
おそれいりますが、電話番号の前に『186』をつけてダイヤルするなど、あなたの電話番号を通知しておかけ直しください。
ナンバー・リクエストを導入しておけば、電話番号を通知してきた着信には通常通り応答することができますし、非通知の場合にはそもそも着信音も鳴りません。
なお、2023年4月17日以降に「ナンバー・ディスプレイ」および「ナンバー・リクエスト」を新規でお申し込む際に、契約者が70歳以上である、または70歳以上の方と同居している旨をご申告すると「ナンバー・ディスプレイ」および「ナンバー・リクエスト」の月額利用料および工事費が無料となるキャンペーンが開催されています。
特殊詐欺対策にもなるので、ワン切り被害が発生していない場合にもおすすめです。
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「迷惑電話おことわりサービス」とは、迷惑電話の電話番号をあらかじめ迷惑電話リストに登録することで自動的に着信拒否するNTT東日本、NTT西日本のサービスです。
迷惑電話を受けた直後に、その番号を迷惑電話リストに登録することで簡単に着信拒否できます。
以降、同じ電話番号からかかってきた場合、お客さまに代わって「こちらは、○○○-△△△-□□□□(電話番号)です。この電話はお受けできません。ご了承ください」と自動的にメッセージで応答してくれます。
最大6個の電話番号を拒否登録できる「迷惑電話おことわりサービス6」と、最大30個の電話番号を拒否登録できる「迷惑電話おことわりサービス30」があります。
着信が非通知の場合でも登録して、以降の着信を拒否することができます。通知、非通知、両方からの迷惑電話で困っている場合には有望な選択肢ではないでしょうか。
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市場に出回っている電話機の中には、非通知拒否機能のついた電話機も販売されています。
類似の拒否機能は各種スマートフォンにも搭載されていますが、固定電話機の中にも非通知からの着信を拒否する機能を持ったものがあります。
この機能を使うためにはナンバー・ディスプレイの契約が必要となりますが、オプションのナンバー・リクエストの契約は不要となります。
ただし、この機能を持った電話機の種類は余り多くありませんので、注意が必要です。
ストーカー行為のように非通知のワン切りが執拗に続くようであれば、残念ながら電話番号を変更するという方法しかないかもしれません。
なお、ワン切りで被害届が受理されるには、かなり極端な回数ワン切りされてしまい営業等に迷惑がかかる場合でないとなかなか難しいようです。
NTTの電話は、一回線につき工事費用は2750円かかります。なお、頻繁な間違い電話や特殊詐欺犯罪に巻き込まれた場合は工事費無料となります。※
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ここまで固定電話における非通知のワン切りの対策について取り上げました。主な対策をまとめると以下の通りです。
非通知のワン切りのような迷惑電話が根絶されるのがベストですが、現実はそうもいきません。
被害にあっている側に手間も費用もかかってしまいますが、今回ご紹介した方法で対策してみてはいかがでしょうか。
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