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「スマホの内線化」とは、ビジネスフォンのような据え置きの固定電話機だけでなく、常に持ち運ぶスマートフォンで固定電話番号宛の着信を取れるようにすることを指します。
簡単にいうと、スマホに電話の子機機能を付与できる、といったイメージです。
技術の進歩により働き方の多様化が進む現代ですが、スマホの内線化によって社員を電話番だけの理由で出社させる必要がなくなります。
とはいえ、新しい技術を導入するには、その技術を使う上でのメリットはもちろんのこと、デメリットにも目を向けなければなりません。
そこで今回は、スマホの内線化によってどのようなメリット・デメリットが起こり得るのかについてご紹介します。
手軽にスマホの内線化を導入したいとお考えの方にはスマホ内線化サービス「テレワープ」をおすすめします。
テレワープなら、機器設置とアプリのインストールだけでお使いのスマホが固定電話の内線電話機になりますし、今なら月額料金が2ヵ月間無料のため、お試し利用も可能です。
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新たな技術「スマホの内線化」ですが、実際にスマホを内線化するにはどのような方法があるのでしょうか。
スマホの内線化には主に以下4つの方法があります。
各方法がどのような内容なのか、以下順に詳しくご説明します。
テレワープとは、株式会社フォレスタが提供するスマホ内線化サービスです。今使っている固定電話をそのままに、スマホを内線電話機として使うことが可能です。
専用装置を事務所や自宅の固定電話装置につなげることで、専用アプリをインストールしたスマホが内線化しますが、装置もアプリも独自開発のため他に類似のサービスはありません。
つまり、今の電話番号や電話機といった固定電話環境をそのままに、そこにスマホを内線電話機として追加するサービスはテレワープのみとなります。
使っている固定電話にスマホの内線化を手軽に導入したい場合は、テレワープ一択になるでしょう。
ただし、利用可能なスマホの台数が最大5台までなので、大規模なスマホの内線化を導入したい場合は後述するPBXやFMCサービスのほうが適しています。
テレワープについて、詳しくはこちらをご覧ください。
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オンプレミス型のPBXでもスマホを内線化することが可能です。
PBXとは、外線や内線の接続を管理し制御する「電話交換機」のことを指します。主にコールセンターなどで使わており、「この外線にかかってきた電話はこの内線へと転送する」というような制御などが可能です。
オンプレミス型のPBXとはつまり、自社内にこのPBX装置と電話回線を設置して、自社で管理している運用体系のことをいいます。
このオンプレミス型のPBXでも、「IP-PBX※」としてネットワークを設定・構築し、インターネット回線を通じた電話を可能にすることで、スマホを内線電話機として運用することができます。
当然ながら、IP-PBXを構築するのにもスマホを内線電話機として登録するのにも、専門的な技術や知識を要しますので、手軽に導入できる仕組みではありません。
但し、自社の設備を活用するため、運用や保守にかかるコストを抑えることができるなどの特徴があります。
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オンプレミス型のPBXについてご説明しましたが、クラウド型のPBXも存在しこちらでもスマホを内線化することが可能です。
クラウド型のPBX、いわゆる「クラウドPBX」とは、オンプレミス型では自社に置いていたPBX装置や電話回線をクラウド上に設置し、PBXとして使える機能や通話をインターネットを通じてやり取りする運用体系のことを指します。
クラウドPBXなら、元々がインターネットを通じた仕組みで設計されているため、標準機能としてスマホで使うことができ、当然ながら内線電話機としての機能もスマホで使用可能です。
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主に通信キャリアが提供しているFMCサービスでもスマホを内線化することが可能です。
FMCサービスとは、「Fixed-Mobile Convergence service」の略称で、固定通信と移動体通信を収束するサービスを意味します。
つまり、FMCサービスを導入することで、固定電話と携帯電話が一体となり、固定・携帯関係なく1つの電話として利用が可能となります。
FMCの仕組みとしては「固定電話の回線網」と「携帯電話の回線網」を専用のサーバーを介してつなぎ、固定電話・携帯電話双方向で内線通話が可能になります。
ただし、固定電話端末と携帯電話端末の内線化にはPBX連携を要するため、FMCサービスでスマホを内線化するには自社などに専用のPBX装置が設置してある必要があります。
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スマホを内線化する方法を4つご紹介しましたが、導入するのにどれくらいの費用を要するのでしょうか。
各方法ごとにざっくりとした費用感を以下にまとめましたので、ご参照ください。
テレワープ | オンプレミス型のPBX | クラウド型のPBX | FMCサービス |
■初期費用 3,300円~14,080円 ■月額料金 1,980円~3,377円 | ■初期費用 100,000円~1,000,000円程度 ※PBX導入済なら0円 ■月額料金 20,000円前後 ※ネットワーク利用料 | ■初期費用 10,000円~50,000円前後 ■月額料金 2,500円~50,000円 ※内線端末の台数に応じて変動 | ■初期費用 70,000円前後 ※NTTドコモ「オフィスリンク」の場合 ■月額料金 10,000円~50,000円前後 |
スマホの内線化にはメリットが多くありますが、主だったメリットとしては以下の4つです。
それぞれがどのようなメリットなのか、以下順に詳しくご説明します。
スマホの内線化は、従来のビジネスフォンに比べて圧倒的に利便性が向上します。外出先からでも会社の電話番号で発信・着信することができます。
また、スマホ本来の機能を固定電話に流用することができます。
スマホの場合は一度電話番号を連絡先に登録しておけば、名称検索からのワンタップですぐに発信が可能となります。固定電話機では毎回ダイヤル入力などを行う必要があるので、かなりの手間削減になるでしょう。
スマホの内線化は、従来のビジネスフォンに比べて導入にかかる初期費用を安く抑えられます。
ビジネスフォンの場合、専用の電話機を購入する必要がありますが、1台あたりの金額も数万円と高く、種類も限られます。
一方でスマホの場合は幅広い種類があり格安の機種が多く存在します。新品同様の中古品を取り扱う市場の規模も大きいです。
また、スマホの内線化であれば、社用スマホを用意せずともプライベート端末と共用でも問題ないため、機器調達のコストがまるっと削減できます。
サービス内容にもよりますが、大抵の場合で月額費用も削減することもできます。
スマホの内線化により、従来のビジネスフォンに比べて電話機としてのセキュリティが向上します。
ビジネスフォンの場合、持ち出すことがないためハードウェアとしてのセキュリティ対策が乏しく、盗難などに合えば簡単に不正なアクセスができてしまいます。
一方でスマホの場合はスマホ本来のセキュリティ対策だけでなく、外部ソフトも充実しています。端末を紛失した場合でもスマホの内製化であれば遠隔で端末をロックすることも可能です。
スマホの内線化は、テレワークや在宅勤務に最適といっても過言ではないでしょう。
テレワークや在宅勤務の場合、オフィスや事務所にあるビジネスフォンを使うことができず、電話対応の体制をどうするかが一番の懸念事項といえます。
その点、スマホの内線化であれば、自宅やレンタルオフィスなどであってもどこでも会社の電話にスマホで応対ができるため、テレワーク中の電話体制をどうするかという懸念が一気に解消されます。
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スマホの内線化によって、恩恵を受ける部分もあればデメリットも存在します。スマホの内線化による主なデメリットとしては、以下4つあります。
それぞれがどのようなデメリットなのか、以下順に詳しくご説明します。
携帯キャリアや固定電話の場合、通話は音声専用の回線を使います。回線交換方式と呼ばれる方法で、音声の品質は十分に担保されています。
一方で、スマホの内線化の場合はスマホのインターネット回線を利用して通話します。
パケット交換方式と呼ばれる方法で、通話はインターネット回線を利用してデータ通信を行うため、電波状況やデータ量、混雑具合などによっては、通話品質が悪くなる場合があります。
特に、スマホのモバイル電波状況が悪い場所では、通話が途切れたり、音が割れたりする可能性がありますので、通話品質には注意が必要です。
スマホの内線化では、スマホのバッテリーやデータ通信量を消耗します。特に、通話やデータ通信を頻繁に行う場合は、バッテリーや通信量の消費が早くなる可能性があります。
データ通信料金に関しては、Wi-Fiでのインターネット接続が使える環境であれば基本的に心配はありません。
しかし、屋外でLTEや5Gなどの回線でスマホの内線化で通話する場合にはデータ通信量を消費し、携帯電話会社のプランに応じたデータ通信料金が発生します。
また、スマホ内線化には専用のアプリを利用しますが、そのアプリの中にはスマホのリソースをどんどん使うものもあり、アプリによってバッテリーの消耗が激しくなる場合もあり得ます。
スマホの内線化を利用する際は、スマホのバッテリーと通信量の消費に注意しましょう。
スマホの内線化をプライベートスマホで導入すると、会社の電話番号と個人の電話番号の両方をスマホで扱うことになります。
そのため、プライベートな通話と会社の通話が混同してしまう可能性があります。また、混同しなくとも着信や発信のたびにどっちの電話なのかを判別して取り扱う必要があります。
ある程度は慣れの問題ですが、取引先からの電話に迂闊な応答をしないように注意喚起する必要があるかもしれません。
テレワープの場合は、着信時に「これは会社の番号宛の電話だ」とわかりやすく区別できるアプリ仕様になってますので、プライベートスマホで内線化する場合は優先してテレワープを選びましょう。
会社支給のスマホではなく社員個人のスマホを内線化する場合は、管理を徹底していないと情報漏洩などのリスクがあります。
社員が退職したら、その社員のスマホに割り当てている内線をすぐに無効にしなければなりません。そのままだと会社の内線を受けたり、会社の外線を使って発信してしまわれるリスクがあります。
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社員のスマホを内線化する際は、適切な管理が必要です。
スマホの内線化の方法やメリット・デメリットについてご紹介しましたが、実際にスマホの内線化を導入した方や検討されている方はどのような疑問を抱いているのでしょうか。
以下にスマホの内線化に関してよくある質問をまとめましたので、是非参考にしてみてください。
スマホの内線化はインターネット回線を通じた通話となっているため、通信状況や混雑具合によって音声品質や安定性が低下する場合があります。
また、スマホの内線化のようなIP電話では、総務省が定める品質基準として以下3つのクラスがあります。
クラス | A | B | C |
---|---|---|---|
総合伝送品質(R) | >80 | >70 | >50 |
許容遅延時間 | 100ms以下 | 150ms以下 | 400ms以下 |
呼損率(接続品質) | ≦0.15 | ≦0.15 | ≦0.15 |
通話品質が気になる場合はクラスB以上で提供しているサービスを選ぶようにしましょう。
スマホの内線化では、スマホによる固定電話番号での発信・着信のほか、スマホ同士(スマホー固定電話機間)での「内線通話」や、別のスマホや固定電話機へ通話を取り次ぐ「保留転送」などといった電話機能が使えるようになります。
ビジネスフォンなどで使っていた高度な電話機能がスマホでも使うことができるというイメージを持っておきましょう。
スマホを内線化する方法によって、異なります、
テレワープやオンプレミス型のPBX、FMCサービスでは可能ですが、クラウド型のPBXの場合は基本不可です。
クラウド型のPBXを導入すると、固定電話回線をクラウド上の回線に切り替えることになり、多くの場合、電話番号を新規取得する必要があるため、電話番号などが変わることになります。
最近はスマホメーカーから毎年新機種が発表されており、それに伴って定期的にスマホを買い替えている方も多いでしょう。
買い替え時に前のスマホを下取りに出す場合もありますが、何かに使えると残してある方もいらっしゃると思います。
再利用方法の候補の1つとして、スマホの内線化が挙げられますが、古いスマホでも内線化できるのでしょうか?
結論から言うと、古いスマホでも内線化は可能です。ただし、内線化して使うためにはインターネットに接続できる環境を整える必要があります。
スマホを買い替える際は、基本的に新スマホへSIMカードを移して、前のスマホではモバイル通信ができない状況になります。
SIMカードがない状況でも古いスマホを内線化することは可能ですが、利用環境が事務所や自宅のWi-Fiに接続できる場所に限られます。
場所にとらわれず、古いスマホを内線電話機として使いたい場合は、キャリアとデータ通信のみのSIMカードを契約しましょう。
auの「povo 2.0」であれば、基本料金0円で外で使いたい時だけ課金してデータ通信量を追加すればOKなので、古いスマホにもってこいのプランと言えます。
その他にも月額500円前後で1~2GB程度使える携帯キャリアが多々いるので、古いスマホにあうプランを探してみてください。
今回はスマホの内線化によって生じるメリットとデメリットについて取り上げました。
利便性といった面でメリットは大きいですが、その反面デメリットも存在します。特に通話品質を重視する場合はスマホの内線化によって低下する恐れもあり、導入してから後悔する可能性もあり得ます。
まずはスマホの内線化によるメリット・デメリットを把握したうえで、今回ご紹介した各方法をより詳しく調査してみてください。
冒頭ご紹介したスマホ内線化サービス「テレワープ」について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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