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ご家庭に黒電話をお持ちの方がまだおられるかも知れませんが、ほとんどのご家庭にある電話機はFAX一体型だったり、別の部屋に何台か子機が置けるタイプの電話機だったりするのではないでしょうか。
あるいは携帯電話の普及で、固定電話は解約してしまったご家庭もたくさんあるようですから、スマホ以外の電話機は昔の映画やテレビ番組などでしかご覧になったことがないという若い人も大勢おられるかもしれません。
学校や会社などに置いてある電話機には、たくさんのボタンやランプがついています。
この電話機は多機能電話機と呼ばれていて、その名のとおり、いろいろな機能を使うことができます。
ご家庭にあった一般の電話機と多機能電話機に一体どんな違いがあるのでしょうか。
今回は多機能電話機と一般電話機の違いについて、詳しくご紹介します。
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たとえば、個人商店であれば一般電話機でも十分に使えます。電話がかかってきても、受けるのは店主や、数名の家族や店員さんだけなので、かかってきた人に受話器を手渡しすればよいからです。
それでは、社員数が10人、20人と増えて、店舗のほかにも同じ建物に事務室や作業場が増えてきたらどうでしょうか。
場所が増えるたびに別々の固定電話を増やすこともできますが、その場合電話番号はバラバラです。お店にかかってきた電話を事務室で受けることはできません。
それよりも建物の一か所に主装置と呼ばれる機械を置いて、事務所や作業場には多機能電話機(ビジネスホンともいいます)を置くのが何かと便利です。
やがて電話線はすべて光ファイバーに置き換えられる予定ですが、明治時代から続く固定電話はずっと2本の電話線を使用してきました。
ご家庭の電話機から最寄りの電話局(NTTのビル)まで、2本の銅線で接続されています。
通常、2本の電話線は接続されていない状態ですが、電話をかけるときにのみ接続され、人の声を電気信号に変換して伝えます。
ただし、2本の電話線では声や音(例えばFAXのピーっという音など)しか伝送することができません。
一方、主装置と多機能電話機の間の電話線は通常、4本(または6本)存在します。これらの線は音声以外の信号を送るために使用されます。
この信号線を利用して、多機能電話機は様々な機能を実現しています。
いちばんよく使われる機能は内線電話です。
店舗から事務室に電話をかけたりするときに、わざわざNTTまで声を往復させなくても、主装置を介して電話することができます。もちろんNTTに通話料金を支払う必要もありません。
かかってきた電話をお店で受けて、その電話を保留して、事務所にいる別の人に転送することもできます。
保留ボタンは多機能電話機に必ずといっていいほどついています。保留されている場合は、ランプが点滅して、どの回線なのかが分かるようになっています。
お店が休みの日には、留守番電話にしておくとお客様はかけ直す必要がありません。その設定も多機能電話機のボタンから行えます。
着信があったら転送する設定もボタンで行えます。
また、内線をかけたのに相手が長電話中だった場合、通話が終わったら自動的にコールバックしてもらうような設定もできます。
上記以外にも、多機能電話機の機能はとても全部は説明できないほどにたくさんあります。
部や課がたくさんある大きな会社では、PBX(構内電話交換機)という大きめの装置を導入しています。PBXは会社や工場だけでなく、病院やホテル、市役所などでも使われています。
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このように多機能電話機は、実は機能が多すぎます。
ホテルで活用されるのに便利な機能や、病院で活用されるのに便利な機能などさまざまな機能の集合体なのです。
たくさんの機能を設定したり呼び出すために、たくさんのボタンがついています。とてもすべては憶えられませんし、使いこなすこともできません。
受けた電話を保留して取り次ぐ機能くらいしか使わない多くの人々にとっては、多機能電話機と主装置は、機能が多すぎるかも知れません。
多機能電話機のメーカーも、機能が多すぎてボタンやランプが増えすぎたことには気づいているようです。
ボタンやランプの数を絞ったシンプルなデザインの製品も登場しています。
多機能電話機(ビジネスホン)の主なメーカーとしては、以下6つあります。
是非上記メーカーサイトより、自分の活用方法に合った多機能電話機を探してみてください。
多機能電話機は主装置やPBXと協力することで、一般電話機には難しい便利な機能を実現することができる電話機です。
メールやSNSなどテキストや映像でのコミュニケーションが増えてはいますが、用件を簡潔に、しかも、感情や雰囲気も含めて伝える場合、電話の重要性は変わることがありません。
用途に応じて適切な多機能電話機を選びましょう。