電話番号を複数持って使い分けができれば……そう考えたことのある方も多いのでは無いでしょうか。
回線事業者ごとや、固定電話を利用している場合、携帯電話を利用している場合と、様々なパターンをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
電話にもある?マイナンバー
NTTの「マイナンバー」
何かと話題になるマイナンバーは個人に付与された番号ですが、このマイナンバーとは別にNTTが提供する電話サービスの付加サービスに「マイナンバー」というものがあります。
これは、ひかり電話の契約番号+追加4電話番号、合計5つの電話番号を使えるようになるというサービスです。
名前の由来はおそらく1本の回線を家族で使っている場合、誰にかかってきたか分からないので、家族それぞれが自分番号(マイナンバー)を持つことで、誰への着信なのか区別できるようになることからだと思われます。
導入方法
利用には、まず、NTTのひかり電話を契約している必要があります。
ひかり電話の契約番号のほかに、4つの番号を付与することができるので、合計で最大5つの電話番号を使い分けることができるようになります。
1番号につき月額110円の料金が発生します。また、導入時には工事費が必要で、これは1番号あたり770円となっています。
なお、1回線のままの契約では番号が5つあっても同時に通話できるのは1つの番号だけです。同時に2つの通話を行うためには、ひかり電話基本プランの場合、ダブルチャネルの契約が必要になります(月額220円、工事費1,100円)。
auひかりの場合
auひかりのひかり電話なら1回線につき2番号を持つことができます。通常1番号550円/月に加え、2契約目(二つ目の番号)を得る場合は追加で495円/月を支払うことで市外局番から始まる11桁の番号を簡単に2つ使うことができます。
あるいは、KDDI-IP電話ならば、050から始まる番号を簡単に申し込むこともできます。
転送電話サービスを使う
着信転送サービスであるボイスワープを使えば、実質的に1つの電話回線に2つ以上の電話番号への着信を届けることができます。
例えば、オフィスが2か所あってどちらにも電話回線があったとすると、どちらかの回線への着信を他方へ転送すれば、転送先の電話機には実質的に電話番号が2つ付与されているようになります。ただし、発信については転送元と転送先は別々ということになります。
携帯電話の場合
① マルチSIM
スマホの機種によっては、SIMカードを複数枚装着できる「マルチSIM」があります。SIMとはSubscriber Identification Moduleの頭文字で、携帯キャリアがこれをIDにして加入者を識別しています。SIMに電話番号が紐づけられるので、SIMの枚数だけ電話番号を持つことが可能です。
実際、SIMが1枚しか装着できないスマートフォンでも、海外に持って行って現地のSIMを挿すことで通話やネット接続が可能になることは、多くの方が経験なさっているかも知れません。
eSIM対応のスマートフォンならば、SIMを手に入れる手間さえなくオンラインで導入可能です。
② IP電話
携帯電話にアプリをインストールして、固定電話番号を割り振るサービスがいくつも存在しています。割り当てられる番号は、市外局番から始まる普通の固定電話の番号か、050などIP電話の電話番号です。これを使えば、もともとの携帯電話の番号と固定電話の番号を同じ携帯電話で受けることができるようになります。
③ スマホ内線化
小さなオフィスや商店に固定電話があって、スマホを持った個人事業主や数名の社員で業務を行っているならば、スマホ内線化がおススメです。固定電話に専用の機器を設置し、アプリをインストールすることで、お使いのスマホで固定電話番号を利用することができるようになります。先述のボイスワープと異なり、着信だけでなく発信も固定電話番号でできるのが大きなメリットであり、すなわちスマホへの子機機能追加とも言えるでしょう。
1台~5台のスマホに専用アプリをインストールすれば、固定電話にかかってきた電話を外出先で受けたり、外出先から固定電話を経由して顧客や取引先に電話することができます。Wi-Fiなどネットアクセス可能なモバイル環境で使えば追加で通話料・通信量が発生することはありません。
詳しくはこちらのサイト(https://www.telwarp.com/)から。
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