
メールでお問い合わせ
ひと昔前までは「固定電話=アナログ電話」を意味していましたが、現代においては、固定電話といえば光電話のことを指しているのが一般になりつつあります。
光電話とは、光回線を使った電話サービスのことですが、一般的には光インターネット回線のオプションとして提供されており、ネット回線とセットのため利用料金が安いといったメリットがあります。
固定電話を使うなら光電話のほうがアナログ電話などよりもおトクになるため、光電話へ切り替えようとお考えの方も多いことでしょう。
しかし、光電話への移行にあたって、今使っている電話番号はそのまま使えるのか?という点が気になるのではないでしょうか。電話番号が変わると各所への届け出や通知が必要になるので、番号変更は避けたいです。
そこで今回は、光電話へ移行するにあたって、電話番号は変わってしまうのか、電話番号を引き継ぐ方法はないのかについて解説します。
まずは光電話がどんな電話なのかについてご説明します。
光電話とは、光ファイバーを用いた通信回線を活用した固定電話サービスのことです。アナログ電話は銅線(アナログ回線)の中を電気信号によって音声を送受信しているのに対し、光電話は光回線の中を光信号によって送受信しています。
光電話が持つ主な特徴は以下の通りです。
特に、光電話はインターネット回線のオプションとして提供されているため、月額500円程度の基本料金で利用できることが多いです。また、通話料も距離や時間帯による変動がなく一律の価格設計になっています。
光電話の概要をご説明しましたが、そもそも光電話へ移行する必要はあるのでしょうか。
結論から言うと、アナログ電話を使っているなら光電話へ移行するのがおすすめです。移行をおすすめする理由としては、以下のメリットを受けられるからです。
以下順に、光電話に移行するメリットについて、詳しくご説明します。
光電話へ移行する1つ目のメリットとして、月額基本料金や通話料金といった電話料金が安くなるという点が挙げられます。
光電話の月額基本料金は多くのサービスで月額500円程度となっており、アナログ電話が月額1,600円~2,400円だとすると、光電話に移行することで約3分の1にコスト削減できます。
また、通話料金においても、光電話の場合は固定電話宛の発信で8円/3分なのに対して、アナログ電話は固定電話宛の発信で8.5円/3分と、微々たる差ではありますが、光電話のほうが安くなっています。
光電話へ移行する2つ目のメリットとして、便利なオプションサービスが利用できる点が挙げられます。
光電話はオプションサービスが充実しており、ネットや電話で申し込むだけで以下のようなサービスを追加できます。
アナログ電話(NTT加入電話)でも利用できるオプションサービスはありますが、光電話でしか使えないオプションサービスも多いため、電話の利便性を重要視する場合は光電話のほうがおすすめです。
光電話に移行する3つ目のメリットとして、アナログ電話よりも将来性がある点が挙げられます。
アナログ電話(NTT加入電話)は2025年現在、徐々に契約数が減りつつあり、2024年1月には設備の老朽化や需要減によって、アナログ回線からメンテナンスのしやすいIP網へと切り替わりました。
その他にもISDN回線も2028年12月末をもってサービス提供が終了となり、かつて利用されていた通信サービスが終了となりつつある現状があります。
こういった背景からアナログ電話もいずれはサービス提供が終了となる可能性があり、固定電話は比較的新しい光電話へと集約していくと思われます。
今後も固定電話を使い続けていくのなら、早めに光電話へと移行しておくといざという時に焦らないで済みます。
光電話はコスト面でのメリットが大きく、光インターネット回線を引いている場合は光電話に切り替えることをおすすめします。
しかし、アナログ電話(NTT加入電話)や他の固定電話から光電話へと切り替えた場合に、電話番号が変わるのかどうかが懸念されます。
結論から言うと、アナログ電話から光電話に変更する場合はそのまま電話番号を引き継ぐことができます。光電話へ切り替えても、これまで通り同じ電話番号で通話ができます。
ただし、ISDN回線の電話機や旧式の黒電話など一部の特殊な電話機は使用できません。電話番号は引き継いでも電話機は対応機種を新たに購入する必要がある場合があります。
また、固定電話の契約をアナログ電話から光電話へと切り替えるだけでなく、引っ越しも伴う場合は注意が必要です。
NTT東西が定めた同一エリア内での引っ越しあれば、電話番号の引継ぎが可能ですが、例えば東京から札幌のように遠隔地へ移転する場合には引き継ぐことができません。市外局番が変わるので別の番号を発行してもらう必要があります。
光電話へ電話番号を引き継ぐことができることをご説明しましたが、ここからは具体的に光電話へ番号を移行する方法についてご紹介します。
光電話への番号移行と切り替えにあたって、整理しておく必要があるのが『「どの固定電話サービス」から「どの光電話サービス」へ切り替えるのか』という点です。
移行元と移行先によって具体的な方法が異なってきますので、まずは自身がどの固定電話サービスを使っているかを確認し、どの光電話サービスに切り替えたいのかを整理しておきましょう。
そのうえで、以下順に代表的な光電話サービス毎に番号移行の方法をご説明します。
「ひかり電話」はNTT東日本・西日本が提供する光電話サービスで、フレッツ光の回線(インターネット回線)を使ったIP電話サービスです。
アナログ電話やNTT以外の固定電話からひかり電話へ移行する場合、番号ポータビリティ(LNP)という手続きを行う必要があります。
基本的には①移行元の固定電話契約事業者へ番号ポータビリティの届出を申し出て、その後に②NTT東西へひかり電話の申し込みとともに、番号ポータビリティで番号移行を行いたいと伝えます。
場合によっては、①を行うことなく、移行先のNTT東西が移行元の固定電話契約事業者と番号ポータビリティの調整を代行してくれる場合もあるため、NTT東西に確認してみましょう。
番号ポータビリティ(LNP)については、こちらもあわせてご覧ください。
「コラボ光」はNTT東西より光回線サービスを卸受けて、自社サービスにできる「光コラボレーションモデル」を活用した事業者が提供する光回線サービスです。そのため、実際の回線インフラはNTTのものが使われています。
代表的なコラボ光としては「ドコモ光」や「ソフトバンク光」、「ビッグローブ光」などが挙げられます。
こういったコラボ光で提供されている光電話サービスへ、アナログ電話やNTT以外の固定電話から移行する場合は、NTTの「ひかり電話」と同様に番号ポータビリティの手続きを行う必要があります。
「ひかり電話」の時と同じく、移行元の固定電話契約事業者と移行先の光コラボレーション事業者へ番号ポータビリティの届出を行いましょう。
なお、NTT東西の「ひかり電話(フレッツ光)」から「コラボ光」に移行したい場合は番号ポータビリティが不要ですが、代わりに「転用」という手続きが必要です。
「転用」について、詳しくはこちらをご覧ください。
ここまで光電話の番号移行についてご説明しました。最後に実際の移行先としておすすめの光電話サービス「テレワープ光」をご紹介します。
テレワープ光は、株式会社フォレスタが提供するコラボ光で、NTT製の光電話・光回線に加えて、独自の「テレワープ」がセットになっているサービスです。
「テレワープ」が付帯されているのが最大の特徴ですが、その他にも月額料金がすべてコミコミで5,192円(税込)~とリーズナブルな価格設定で且つ通話料金も常に10%OFFのため、通信コストを大幅に削減できるのも特徴です。
小規模事務所や店舗、個人事業主の方で便利で安い光電話をお探しの場合は「テレワープ光」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
テレワープ光について、詳しくはこちらをご覧ください。
今回は光電話へ移行した場合に電話番号が変わるのかについてご説明しました。
結論としては、アナログ電話(NTT加入電話)や他の固定電話サービスから光電話へ移行した場合も、番号ポータビリティなどの手続きを行うことで、今までの電話番号を引き継ぐことが可能です。
光電話は他の固定電話に比べて、基本料金や通話料金が安く、通話品質も安定しているため、非常に使いやすい固定電話サービスです。
是非この記事を参考に、光電話への移行を本格的に検討してみてはいかがでしょうか。途中ご紹介した「テレワープ光」について、詳しくはこちらをご覧ください。