ひかり電話にするとき電話番号は変えたくない!今の番号を引き継ぐには?

「固定電話を光電話にしましょう!」といった広告、よく目にしますね。各種回線会社が、自宅のインターネット回線と電話回線を一つにまとめましょう、というキャンペーンを打っているんです。

セットの方が安くなるみたいだしそうしてみようかな、と思いつつも、電話の回線をいじるとなると一番気になるのが、今使っている電話番号はそのまま使えるのか?という点ですよね。今回は、そういった疑問を解消できるよう解説していきます。

目次

電話番号が変わると何が起こる?

電話番号が変わるととても面倒です。

まず、自分に電話をかけてくれる可能性がある人々に新しい電話番号を知らせなければなりません。プライベートの電話であれば家族や親戚、友達などなど。ときどきしか会わない友達ならば、年賀状や暑中見舞いなどに、電話番号が変わりましたと書いておけばいいのかも。でも、これでは相手が気づいてくれるかどうか分からないし、最近、年賀状をやりとりする習慣がどんどん失われています。

ビジネスで使う番号の場合もお客様や取引先への通知が必要ですが、それ以上に面倒になること、問題になることがあります。

特に面倒なのは、これまでに届け出ていた電話番号の変更です。電話番号は会社を登記した際に法務局や税務署、労働基準監督署、年金事務所に、口座を開設したときに銀行にといった具合に方々に届け出をしています。

また、もし、それまで使っていた電話番号を、ビジネスの問い合わせ先番号として使っていたら、例えば、チラシに掲載して配布したり、Webサイトに明記したりしていたら、すぐに書き換えて、古いチラシは処分することになります。名刺、封筒、ゴム印、請求書、注文書、領収書なども作り直す必要があります。

番号を変えないためには

古くからのNTTの加入電話──いわゆるアナログ電話──を使っていて、多機能でなにかと安価な料金設定になっている「ひかり電話」に変更するとき、電話番号はどうなるのでしょう。

結論から言うとアナログ電話からひかり電話に変更する場合は番号を引き継ぐことができます。ただし、ISDN回線の電話機や旧式の黒電話など一部の特殊な電話機は使用できません。番号は引き継いでも電話機は新しく購入する必要があるかもしれません。

また、電話の設置場所を移す場合、つまり引っ越しするような場合には、NTT東西が定めた同一エリア内であれば番号の引継ぎが可能ですが、例えば東京から札幌のように遠隔地へ移転する場合には引き継ぐことができません。市外局番が変わるので別の番号を発行してもらう必要があります。

他社の「ひかりでんわ」からの移行

「ひかり電話」はNTT東日本・西日本が提供するサービスでフレッツ光の回線(インターネット回線)を使ったIP電話サービスです。「auひかり電話」(KDDI)、「光電話」(ソフトバンク)などは、名称は似ていますが他社サービスです。

NTT東西の「ひかり電話」から他社の「ひかりでんわ」に以降する場合は、以降先に今の番号を引き続き使いたいと伝えることで番号を引き継ぐことができます。ただし、いったんアナログ電話に戻してから移転しなければならないケースがあるようです。

ひかり電話を導入したら

アナログ電話からひかり電話に変えると、通話料金が安くなるほかに全国一律料金になり、通話料金の把握がしやすくなります。

また、発展的な使い方として、事業者に申し込む事で、光回線のWi-Fiにつないだスマホを親子電話の子機のように使うこともできます。つまり、固定電話番号をスマホで使えるようになる、という事です。

スマホでひかり電話を利用するには、専用のアプリをダウンロードする必要があります。アプリ自体のインストールは無料ですが、サービスを使うためには月額課金制が必要で、サービスもさまざまです。

スマホ内線化

数名の社員がいるような事務所で、社員の外出の機会が多いなら、スマホ内線化がおススメです。親子電話の子機として使うのと違って、ビジネスホンのような内線電話機として使えるので通話の保留や転送なども簡単に行えます。オフィスから出てもネット接続ができれば着信を受けることもできますし、外出先からオフィスのひかり電話を経由して外線に電話することもできます。

詳しくはこちら(https://www.telwarp.com/)から。

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