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クラウド電話比較5社｜クラウドPBXを導入しよう！
従来のビジネスフォンでは、社内にPBX（電話交換機）という大きな機械装置を設置しなければなりませんでしたが、技術の革新が進み、インターネットサーバー上にPBXを設けることができるように進歩しました。この技術はクラウドPBXと呼ばれています。
今回は、クラウドPBXに紐付いた電話ことクラウドフォンの導入をお考えの方に向けて、クラウドフォン大手のサービスをピックアップして紹介・比較していきます。サービス選びのご参考となれば幸いです。
目次
クラウド電話のメリット
そもそも、なぜクラウド電話にした方が良いのか？という点を確認しておきましょう。クラウド電話（クラウドPBX）のメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 場所を問わずに電話を利用できる
- 初期費用を抑えることができる
- 拡張性が柔軟
- システムの管理が容易
クラウドPBXは、従来のPBXと異なり、インターネットを介して通話を行うシステムです。そのため、いわゆる企業用のビジネスフォン（電話器）を用意せずともスマートフォン等で利用することが可能です。インターネットに接続できる環境があれば、どこでも電話を利用することができますので、テレワークや在宅勤務を導入する企業に適しています。そして、PBXの装置代や各電話器の購入費などの初期費用をカットできるので、コスト面で手軽に導入できます。
さらに、クラウドPBXは、柔軟な拡張性があります。企業の規模やニーズに合わせて、システムを拡張することができます。そして、Web上で管理するため、配線などの知識要らずで電気機器やITに詳しくない方でも簡単にシステムを管理することができます。
クラウドPBXの比較ポイント
それでは、クラウドPBXを選ぶ上でどういったポイントを確認していくべきかを挙げていきます。
ポイント１：機能
クラウドPBXには、通話転送、自動音声応答、コールセンター機能など、さまざまな機能が搭載されています。内線通話や転送、録音、音声メールなどの基本機能や、AI音声認識やビデオ通話などの付加機能を比較します。自分の会社はどの機能が必要なのかをしっかりと考えましょう。
ポイント２：料金
クラウドPBXの料金は、利用する機能や通話数によって異なります。予算を決めて、料金が適切かどうかを検討しましょう。
ポイント３：導入のしやすさ
導入までにかかる期間や、専用アプリのインストールや設定、管理画面の使いやすさなどを比較します。ネット上の評判や、提供しているクラウドフォン用アプリケーションの口コミを参考にするとわかりやすいです。
ポイント４：サポート体制
導入後の万が一、トラブルが発生する場合に備えられたサービスが好ましいです。サポート体制が充実しているクラウドPBXを選びましょう。電話やメール、チャットなどのサポート方法や時間帯、FAQやマニュアルなどの資料の充実度をチェックしましょう。
ポイント５：セキュリティ
クラウドPBXは、インターネットを経由して通話を処理するため、セキュリティが重要です。セキュリティ対策が万全かつ有事の際の補償がしっかりとしたクラウドPBXを選びましょう。基本的に、多くの利用実績のある大手サービスはセキュリティ面での信頼性は高いと考えられます。
代表的クラウドPBXサービス5選
それでは、数あるクラウドPBXサービスの中でも、特に利用実績の多い信頼性の高いサービスを5つ抜擢して紹介します。
BIZTEL | 株式会社リンク
業界最大手と言えるクラウドフォンサービスです。2000社以上の導入実績があり、有名大手企業の利用も多くみられます。コールセンターとしての運用とビジネスフォンとしての運用、スマートフォンへのビジネスフォン番号導入等様々な種類のサービスを提供しており、プラン内容にも幅があります。
MiiTel | 株式会社RevComm
通話内容の分析に特化したクラウド電話サービスです。こちらも1500社以上の利用実績があり、有名大手企業の利用が多く見られます。電話相手の発言をAIによって解析する機能に長けているため、コールセンターなどで特に重宝されているようです。
Arcstar Smart PBX | ドコモビジネスNTTコミュニケーションズ
ドコモビジネスNTTコミュニケーションズ（docomo business NTT communications）の提供するクラウドPBXです。
提供しているのはドコモなの？NTTなの？提携事業？と混乱される方もいらっしゃるのではないかと思います。「NTTコミュニケーションズ」はNTTの分社化に伴い切り離されできた会社で、その当時はNTTの子会社でしたが、2022年1月を機にドコモ傘下へ切り替わりました。よって、「ドコモが提供している」と考えるのが正しいようです。
03plusエンタープライズ | 株式会社グラントン
全国主要都市部の固定電話番号（市外局番）を取得し利用できることが売りのクラウドPBXです。個人向けのサービスが「03プラス」という名称で、30名以上の法人向けクラウドフォンサービスがこの「03プラスエンタープライズ」となっています。
ひかりクラウドPBX | NTT東日本/西日本
NTTが提供しているクラウドPBXです。会社はNTT東西で分かれているものの、同じ名称で、サービス内容としてもほぼ同じです。
クラウド電話５サービス比較表
| サービス名 | 特徴・機能 | 料金（税込） |
|---|---|---|
| BIZTEL | クラウド型IPビジネスフォン 【提供機能】 代表番号発着信 IVR 全通話録音 音声認識・テキスト化 CRM連携 コールフロー表示 音声合成 | ライトプランの場合 初期費用：55,000円 月額料金：23,100円 外線番号：１ 内線番号（ID数）：40 同時接続：3～10 その他オプション料金が必要 |
| MiiTel | ビジネス向けスマート電話 【提供機能】 文字起こし 音声解析 SFA/CRM連携 キューイング | 初期費用無料 月額6,578円／1ID |
| Arcstar Smart PBX | 自動応答機能付きクラウドCTI 【提供機能】 IVR（電話振り分け） AIオペレーター機能 通話録音 音声ガイダンス | 新設工事費：11,000円 月額基本料金：5,500円 月額番号利用料：550円 |
| 03plus エンタープライズ | 電話回線一体型クラウドPBX 全国主要都市46の市外局番が利用可能 スマホにアプリをインストールしてログインするだけ | 1ID毎換算 初期費用：5500円/ID 月額基本料金：1078円/ID その他オプション料金が必要 |
| ひかりクラウドPBX | スマートフォンでオフィスの番号の発着信を可能にするクラウド型電話機システムサービス | NTT東日本10IDパックプランの場合 初期費用：21,450円 月額料金：11,000円 |
まとめ
以上、五つのクラウドPBXサービスを紹介いたしました。
コールセンター向き、テレワーク向き、小規模ビジネス向きなどサービスによって特性が違います。
ニーズに合致したサービスを選びましょう。
スマホ内線化という選択肢
クラウドPBXは宅内装置が大幅に削減でき、初期費用も抑えることができますが、基本的にはある程度の規模（つまり内線数）が必要な場合に適しています。
１～5端末の社員のスマホを利用して、既存の固定電話回線を活かしたスマホ内線化機能を提供するサービスがあります。少人数の利用ならば、クラウドPBXを用いるよりも安価な上、操作もスマホアプリから簡単にできます。
詳しくは、こちら（https://telwarp.com/）をご確認ください。