クラウドPBXは音質が悪い?途切れる?実際はどうなのか?

クラウドPBXの導入を検討していらっしゃる方にとって気になる事項は色々とあるかと思われますが、その中でも重要なのが音質接続の安定性など、電話サービスとしての品質です。

結論から言うと、サービスとして提供されているクラウドPBXの品質は問題ないことが大抵ですが、稀に接続が悪くなってしまうパターンもあります。

今回は、電話サービスを選ぶうえで大切な品質のチェックポイントや、クラウドPBXで品質低下を招く原因をご紹介します。

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目次

電話の品質で気にするべきポイント

まず、電話サービスの品質にはいろいろな指標があります。クラウドPBXなどのサービスを検討する際に気にするべき品質ポイントを3つご紹介します。

①接続品質

相手の電話番号を電話ネットワークに伝えてから、何秒で相手を呼び出し始めるかという指標です。電話ネットワークの初期には、これを手動で行なっていましたが、機械化されてからは、この時間を短くすることが課題だったようです。

総務省が規定する接続品質の基準としては、接続遅延は30秒以下と定めていますが、呼び出し始めるまで30秒もかかることは稀だと思いますので、数秒以内であれば良品質だと言えるでしょう。

参照:通信品質等の現行規定について

https://www.soumu.go.jp/main_content/000690836.pdf

②安定品質

電話のネットワークは、さまざまな機器や伝送路から成り立っています。故障や停電、そのほか天災や気象条件などに影響を受けて、繋がりにくくなる場合もあります。また、通信が短時間に集中すると通信ネットワークの機器が処理できなくなることもあります。

電話の安定品質として、明確な基準があるわけではありませんが、体感的に安定性に欠けるサービスは極力避けた方がいいです。

③通話(音声)品質

通話の際に、音声が途切れたり、雑音などで聞こえにくくなったり、音が割れるなどしてはっきり聞こえなくなるなど、心地よい会話を妨げるような音声などに関しても品質の基準があります。

また、音声自体の品質だけでなく、話してから相手に届くまでの伝送時間(R値)にどのくらい遅延がないかも品質の基準として重要になってきます。

アナログ電話の場合、全ての音を送っているのではなく、高い周波数、低い周波数は削除しています。送信する周波数の範囲によっても、送信する情報量を抑えています。そのため、電話の声は対面での会話で聞こえる声とは違っています。

さらに、IP電話の場合は、音声をデータにして、圧縮して送りますし、送信データが届くのが遅れたり、途中で消えてしまったりすると、相手先に聞こえる音声は途切れたり割れたりします。

クラウドPBXの音質

従来のPBX(構内電話交換機)は、内線電話を利用する会社、工場、ホテルなどの建物の中、つまり構内に設置して使用するものでした。内線電話も外線電話も、長い歴史のある電話ネットワークの品質で実現されてきました。

クラウドPBXの交換設備は、ネットワークの中にあって、通話は基本的にはIP電話と同じ仕組みを使っています。つまり、音声はデータに変換されて、さらにパケットと呼ばれる小さな単位に分割されて送られます。

IP電話の提供が始まった頃は、実際に音声を圧縮したり、送受信したりする技術が未熟でした。IP電話の音質は、アナログ電話に比べると明らかに悪かったのです。

その後の技術革新や、通信事業者の設備増強などによって、音質はかなり改善されていて、アナログ電話と比べてもあまり遜色はなくなってきました。それでも実際には、音質が悪くなってしまう場合がないわけではないのです。

それではどのような状況下において、音質が悪くなってしまうのか、考え得る原因を挙げていきます。

音質低下の原因① 通信ネットワークの問題

一年に何回か、大手通信キャリアのネットワークがダウンして、電話もインターネットも使えない、あるいは、どちらかが使えない事態になりますね。このような時、特にインターネットが使えない時には、クラウドPBXも使えなくなってしまいます。

また、完全にダウンはしていないけれども、一部の通信装置が故障したり、通信量が増えて処理が追いつかなくなったり、場合によってはハッカーなどから攻撃を受けたりして、アップアップの状態になることもあります。そうした場合、IP電話やクラウドPBXの通話も乱れます。

具体的には、音声が途切れたり、音が小さくなったり、雑音が混ざったりします。音質が少し低下しただけで、相手の言っていることがよく理解できなくなってしまうので、こうした状態ではまともに電話はできないと言えそうです。

音質低下の原因② 電話機周辺の問題

クラウドPBXの電話機は、オフィスや工場の中に敷設されたデータ通信用のネットワークに接続されています。有線のLANの場合もあれば、スマホを使っている場合などは、Wi-Fiを使っている場合もあります。

また、屋外でも使う場合には、携帯電話会社のLTEや5Gのネットワークを使ったり、Wi-Fiを使ったりします。
これらのネットワークの調子が悪いと、クラウドPBXの通話品質が劣化します。

特にWi-Fiは狭い範囲で多くの機器が電波を奪い合ったりすると、通信速度が落ちたり、通信が途切れてしまいます。音質は悪くなったり、切れてしまったりします。

また、通話だけでなく大量のデータを送受信している場合、構内の通信設備が過負荷状態になって、音声の品質も低下します。こうしたケースが頻繁にあるならば、

  • 通信会社との間の回線を増強する
  • Wi-FiやLANを再設計する

などの対処が必要になります。

まとめ

回線のスピードが遅かったり、通信機器の性能が低かったりする場合や、時々発生してしまう通信ネットワークの不具合の場合を除くと、昨今のクラウドPBXで音質が大きな問題になることはなさそうです。

従来のPBXと比較すると、クラウドPBXはランニングコストが低くて運用も簡素化されているので、導入を検討する価値はあるのではないでしょうか。

しかし、クラウド型であれ設置型であれ、PBXが威力を発揮するのは、ある程度大きな組織です。小規模オフィスや商店などでは機能が多過ぎますし、導入や運用のコストが高過ぎます。

小さな組織には、スマホを内線化できる「テレワープ」という、もっと手軽で安価で、便利なサービスがあります。詳しくは、こちらのサイト(https://telwarp.com/)をご覧ください。

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